こんにちは、結婚相談所ブランセルです。
この週末は、ハロウィンや選挙投票がありましたが、私の週末で気になったニュース一番は、俳優の佐々木蔵之介さんのご結婚のニュースです。
佐々木蔵之介さんといえば、ドラマや映画、舞台、CM等で活躍されている演技派俳優。
ご実家が京都の造り酒屋で、蔵之介は大石内蔵助からの由来だとか。生誕な顔立ちとキリッとした和の雰囲気をお持ちですよね。
最後の大物独身俳優と言われていましたが、53歳で一般女性とご結婚されたとのこと。
結婚報告の文章には、「私も53歳の、もういい歳です」「一人の生活があまりに長過ぎて、この先の生活が大きく激変することも望んでおりません」「これからは夫婦で共に生きることになりますが、相手も落ち着いた歳なので、穏やかに過ごせれば、ゆっくり年を重ねることができれば、それだけです」とあり、そして、先輩から夫は尻に敷かれるくらいが丁度いいと言われたことについて
「はなから負け、そもそも勝つ気もない、早々に、『完敗宣言』をいたします」
と、サラリと書かれたコメントに対して、すごい潔い、気持ちいくらいに潔い!男としての器の大きさを感じました。
今時は共働きで男女平等、家事分担は当たり前と考えるご夫婦が多いため、価値観や平等という言葉を使う人が多いです。
しかし、100パーセント全く同じ、0.1ミリの相違のない考えの夫婦などいません。育った環境や考え方、ものの捉え方でほんの0.1でも違いはあるはずです。
お互いの価値観を尊重してとか、平等でありたいという人の中に、それは、無償の愛情、ゆるす心、寛大な思いやりの上に成り立っていることだと知っている人は多くありません。
愛情無くして、価値観や平等を唱えても、いい夫婦にはなりません。
価値観が合うから、家事分担に理解があるから、趣味が合うからという理由だけで一緒になっても、相手への愛情や許す気持ちが欠けていれば、何かの違和感、相違、不満、勘違い、どちらの主張が正しいか、どちらが間違っているか、自分の思っていたことと違う、予想外のことを言われて心外だ、こんなことを言われて気分が下がった等が起こった時に相手を許す気持ちが欠けていれば喧嘩や不和になります。
例えば、相手の意見を尊重して同じ価値観で歩める夫婦が理想。といった方でも、意見は尊重するけど何かカチンときたら喧嘩になるわけです。
しかし、どちらか、もしくはどちらもが「はなから負け、そもそも勝つ気もない」という気持ちでいれば、喧嘩はおこりません。
こうしたセリフをサラッと言えてしまうところがカッコいいです。そして、負けでいいと思えるのは、奥様への愛情と信頼があるからこそですね。
喧嘩をして途中で折れるでもないのです。はなから自分は負けでいい!というこの潔さ、寛大さが素敵です。
佐々木蔵之介さんのコメントに彼の一番のかっこよさを感じました。
ご結婚おめでとうございます。