新型コロナの影響は、経済、生活スタイル、世の中の様式に大きな変化をもたらしました。それは、婚活にも影響しています。
イマドキの婚活の変化とみんなの声についてお話しいたします。
■新型コロナによる婚活者の心の変化
現在、世界中で拡大中の新型コロナは病気の心配だけではなく、人々の経済、生活にも変化をもたらし、多くの人がその不安を抱えています。
そして、婚活中の方、独身者の方には不安と心の変化が多く見られるようになりました。
命に関わる病気の不安がきっかけに
今、完全なる治療薬や予防薬が現在出されていない新型コロナは重症化すると死亡する可能性があります。
近い知人が亡くなった人でなくても、テレビで見ていたタレントや芸能人、俳優さんたちの死亡のニュースを目にし、コロナによって死亡する可能性があることをリアルに感じた人も多いことと思います。
コロナ流行以前は、普段、普通に生活をしている中で、健康な人、重病や死を感じることがあまりなかった人々もコロナは怖いと感じ、自身の死「もしも」を考えるようになりました。
それは、今ではなく「この先もしも」「今後もしも」と言う将来的な不安に対してです。
そのため、将来に対する関心があまりなかった人、若い人でも、この先や将来的なことについて考える人が増えたと思います。
独身の方で今まであまり結婚に対して深く考えたことがなかった人も、自分の将来、結婚や家族についてを真剣に意識するようになった人が増えました。
ステイホームで実感したひとりの不安と退屈
緊急事態宣言により、自宅待機を体験した多くの人は、自由に出かけられない事による退屈を感じた人が多いと思います。
独身の一人暮らしの方はとくに、今まで、自宅以外で人と交流していた出会いの場が断たれてしまいました。
レストランもイベント、スポーツジムや習い事、職場にも行けず、リモートも普及しましたがその交流には気分的な限界を感じてしまったと思います。
しかし、家族がいる人は家で自分以外の人、家族との会話ができます。一人ではないのです。
家から出れない退屈な経験と家で過ごす時間を充実させたいと言う気持ちが増え、独身者の家族、結婚への意識が高まりました。
コロナによって婚活者は増えた?減った?
増えました。
単なる遊びの出会いではなく、一緒に家で過ごせる人を真剣に探す人が増えました。
経済的な不安も世の中高まっているので、一時的に家で過ごす人ではなく、将来的にも支え合っていける人を早く見つけたいと感じる人が多くなり、結婚はまだいいかな?と、婚活は先延ばしに考えていた人も人生パートナーの大切さを感じているという人が増えました。
■コロナ中の婚活者の声
コロナ流行中の今、婚活をしている人、これから婚活を始めようとしている人のリアルな声をご紹介します。
・もっと早く婚活を真面目にしていればよかった。ステイホーム中は本当に退屈だった。
・一人で自宅待機をしていて、家族のいる友人たちが羨ましかった。
・どこでコロナになるか、いつ自分もなるかわからない不安がある。
・一人暮らしなので、もしも、自分がコロナになり、家で倒れて誰も気づいてくれなかったらどうしようかと言う不安がある。
・万が一、自分の勤め先がどうかなった時、将来の生活の不安を感じた。
・自分の両親が私の結婚について心配するようになった。
・トイレットペーパーや除菌用品が品薄になった時、家族で見つけて買いに行けている友人が羨ましかった。
・飲み会やスポーツジムに行けなくなり、ステイホームで本当に孤独だった。
・家で一人で料理を作ってひとりで食べても毎日味気なかった。
・料理が苦手なので、早く奥さんが欲しいと思った。
・自分が倒れたり、入院しても看病してくれる人や病院に手続きや衣類を持ってきてくれる人が誰もいないことを不安に感じた。
・実家暮らしだが、花嫁衣装を見せられないまま、もしも両親が亡くなったら絶対に後悔すると思った。
・家で毎日料理を作っていて、誰かに一緒に食べてくれる人が欲しいと実感した。
・今のコロナが収束しても、第二波、第三波、または、同じように強いウィルスが発生する可能性はあるかもしれない。そうなる前にきちんと結婚相手を見つけておきたい。
・ステイホームで一人暮らしの自分を後悔した。家の時間をもっと誰かと充実して過ごしたいと思った。
・一人の寂しさと不便さを痛感した。将来、生涯独身は自分には耐えられないと思った。
・家で一緒にくつろげる相手が欲しいと思った。
■新型コロナが婚活にもたらした影響
イベントなどの出会いの場が減った
外出自粛により、各地でイベントは中止になり、婚活イベント、出会い系のイベントもほとんど中止になりました。
さらに、大人数での飲み会も控えることになったため、合コンや知り合いの飲み会の機会減りました。
これにより、イベントを中心に婚活をしていた方々は、外出自粛中は婚活の活動自体がストップし出会いのチャンスがなくなってしまいました。
オンラインお見合いと交際が発展した
コロナの影響でリモートワークなども世の中に普及し、お見合いもリモートで行えるようになりました。
外出自粛の影響で通常お見合いが行われるホテル自体も休業し、対面式のお見合いも難しかったからです。
Zoomやスカイプに今まで抵抗のあった人も、リモートを普通に使うようになってきました。
これにより、出会った後の交流もLINEなどの文字だけの交流ではなく、電話やオンラインでの声をリアルに聞ける交流が増えました。
これは、文字だけの交流よりも多くの気持ちや情報のやりとりができ、実際に会えない時も声を聞く安心があります。
安心度により結婚相談所への入会者が増えた
複数人で会うイベント系の出会いへの不安、そして、無料アプリなどで出会った人の身元の不安を考える人が増えました。
万が一、出会った後に発熱などが起こり、コロナだった場合、近日に交流のあった人々の確認をされます。無料アプリなどでは出会った相手の身元が信頼できるものなのかと不安を考える人もいます。身分証明書などの提出がなく登録できるところでは、会ったあと、相手からの連絡が途絶えた場合どうすることもできません。
そして、結婚への真剣度が高くなった人が増えたため、お互いに結婚真剣度が高い出会いを求める人が良いと感じてきました。
結婚相談所は、遊びの出会いや不倫などの出会い目的ではなく、登録入会時に必要書類を提出している安心感があります。
外見より中身を重視することが大切と感じるようになった
今まで婚活をしていて、出会いはあるものの、なんとなく無理、ちょっと無理かもと、顔、服装、容姿、外見での判断が多かった人も、共通の趣味や話題で一緒に時間を楽しく過ごせるかどうかといった内面的な部分を気にする比率が増えました。
出会ってから成婚への時間が短くなった
外見よりも内面性をよく気にするようになったこと、そして、コロナという不安の中、お互いに相手を気遣い、思いやる気持ちなどにより、一時のデートのみの気分よりも、将来的なイメージがしやすくなりました。
そして、他の習い事やイベントに出かけなくなった分、カップルで交流する時間が増えた方が多くなり、お見合いなどで出会った方との気持ちの高まりの進行が深まる人が増えました。
これらにより、お見合いなどで出会ってからご成婚までの時間が短くなったカップルが多くなりました。
■まとめ
新型コロナによって、様々なことに変化がおきました。
また、今まで想像もしていなかった不安を感じ、婚活、結婚を真剣に考える人が増えました。
今回感じた不安や将来の心配、同じ気持ちを繰り返さないように、今、婚活を頑張っている人が増えています。
この先、後悔しないためにも、ひとりで生涯独身は嫌だと感じている人は、今、きちんと婚活を頑張り、早く素敵なパートナーに出会えることをお勧めします。