結婚して晴れて夫婦になり、そこから二人の新たな生活が始まりますね。
新婚時代は長い目で見るとほんの一瞬しかないですし、何もかもが新鮮で楽しいと感じられるこの時期はとても貴重です。
結婚したら、子供が欲しいと計画している夫婦も多いのではないでしょうか。
せっかくだから二人で旅行へ行ったり、何年かは二人だけの生活を楽しみたいという方もいれば、結婚したらすぐに子供が欲しいという夫婦もいると思います。
結婚は家族を増やすということでもあるので、夫婦でよく話し合ってベストなタイミングで子供を迎えたいですよね。
今回は、結婚してから妊娠するまでの期間はどれくらいの期間が良いのか?を中心にご紹介します。
自分たちに合ったタイミングを見つける参考にしてみてください。
■結婚したらすぐに子供ができる?
「結婚したけど、いつから子づくりを始めたらいいの?」
「子づくりのタイミングがわからない」
「妊活にはどのくらいの時間がかかるの?」
「年齢によって妊娠できる確率や妊活期間は変わるの?」
このような不安や悩みをお持ちではありませんか?
子供が欲しいと考えている人の中には、規則的に生理が来ていて、健康体なら誰でも妊娠できると思っている人も多いと思います。
しかし、妊娠は規則正しい食事、ストレスやホルモンバランス、生活習慣や適度な運動など、様々な要素が重なって起こるものなので、誰しも必ず妊娠できるというわけではありません。
「子供は授かりもの」とはよく言いますが、妊娠はまさに奇跡のようなものです。
ここでは、子供を考える時期や、妊娠するのに最適なタイミングなどをご紹介します。
・結婚から妊娠までの平均期間
まずは、結婚してから妊娠するまでの平均期間はどのくらいなのでしょうか?
このグラフは、(株)エムティーアイ『ルナルナ ファミリー』調べ が妊活中・妊娠中・育児中の女性を対象として実施した、妊活期間に関するアンケート調査の回答結果です。
妊活期間が「半年以内」という人が54.6%と全体の半数以上となっていることがわかります。
1年以内が約80%で、この調査結果ではほとんどの人が1年以内で妊娠していることになります。
・20代と30代の妊娠率の違い
では、年齢別には妊娠率の違いはあるのでしょうか?
日本産科婦人科学会によると、男性も女性も年齢とともに妊娠率が下がるとされています。
女性は30歳を超えると自然妊娠の可能性が少なくなり、35歳以降はさらに妊娠確率が下がるようです。
これは、年齢が上がることで子宮内膜症など合併症が多くなることや卵子の質が衰えてくることが影響しています。
不妊の原因は女性だけではなく、男性側が不妊の割合も半数くらいあるとされています。
男性の精子は35歳を超えると徐々に質が下がり、妊娠させる力が低下する原因になります。
このように、妊娠は年齢に大きく関わっていることがわかったと思います。
・日本の初産の平均年齢
厚生労働省の平成25年人口動態調査によると、日本人女性の初産年齢の平均は2013年時点で30.4歳。
2011年から平均初産年齢は30歳代以上となっています。
女性の社会進出が進むにつれ晩婚化となり、年齢が高くなるにつれ、自然に妊娠する確率は下がり、妊活に取り組む人も増えているようです。
・子供をつくる目安はいつ?
子づくりはパートナーと話し合って行いたい時にするのが一番ですが、上記の結果も踏まえて、子供をつくるタイミングはいつが良いのでしょうか?
結婚2年目以降
結婚後、数年はあえて子供をつくらずに二人で過ごす夫婦も多いようです。
まずはパートナーと2人だけの時間を楽しみたい、高齢になると妊娠しにくい、体力のあるうちに子育てをしたいなど、パートナーとの時間を大切にしながらも、年齢が若いうちに子作りをしたいと考える方が最も多いです。
妊娠・出産・子育てと、子供を産んで育てていくにはお金もかかります。
妊娠するまでの間に貯蓄しておくと、その後の生活に余裕ができます。
二人で新婚生活を十分に満喫し、子供が産まれてからは心残りなく子育てに励むことができるでしょう。
次に多いのが結婚3年目
計画的に子供が欲しいと考えている夫婦は、ある程度、自分たちの時間を楽しんだ後に子供を考えるという方も多いようです。
例えば、1年目は夫婦の時間を大切にする、2年目は子づくりに向けて妊活、そして3年目に出産を目指すといった具体的なプランを描いています。
また、結婚3年目だと、結婚生活に慣れてきて、両親たちから孫の顔が見たいと言われたりするのもきっかけとなっているようです。
結婚してからすぐ
結婚したらすぐに子供が欲しい!という方もいます。
やっぱり、若いパパやママに憧れる方も多いのではないでしょうか。
もしかすると、ハネムーンベイビーなんてこともあるかもしれません。
おめでたいことが続き、周囲もとても喜んでくれるでしょう。
しかし、結婚後すぐに妊娠してしまうと、バタバタと忙しくなり、どうしても夫婦二人でゆっくりと新婚生活を送ることが難しくなります。
また、一年目での妊娠は「できちゃった婚を疑われるのが嫌」と考える人や「子供のことはまだ考えられない」という理由から人気がない時期でもあるようです。
なかなか子供ができず5年以上空けてから
中には、何年もの間、子宝に恵まれず、5年以上空けてから子供をつくる夫婦もいます。
こちらは、若くして結婚した場合や、中には不妊治療を経てという方もいるでしょう。
夫婦でよく話し合い、計画的に決めたことであれば良いですが、先のことをあまり考えず、ずるずると月日だけが過ぎてしまうのはあまり良くありません。
男女が恋愛モードでいられるのは3年だとよく言います。
どんなに夫婦仲が良かったとしても、年々異性として見られなくなってしまう可能性もあります。
そうなると、セックスレスにもなりかねません。
子供が欲しいと思っても、夫婦間でそのタイミングを逃がしてしまうことになるので、そうなる前に、子供を持つことを積極的に考えてみましょう。
子供をつくる時期は早めに話し合おう
まずは環境に慣れて、結婚生活を大いに味わってから子作りしたいと考える人が多いようです。
大切なのはパートナーと子づくりについてしっかり話し合うことです。
将来のライフプランを見直し、お互いに納得できる時期に子づくりを行いましょう。
いずれにしても、子供は授かりものなので、欲しいと思った時に、思い通りのタイミングできてくれるとは限りません。
出産にはどうしてもリミットもありますし、出産も子育ても体力勝負なので、できるだけ早い方が良いでしょう。
あまり間があいてしまうと、周囲からも「子供はまだ?」と聞かれることも増えてきます。
そうなるとプレッシャーを感じてしまうこともあるでしょう。
特に、両親、義両親は早く孫の顔が見たいと思っているので、会うたびに聞かれることもあると思います。
そのため、子供のことは早いうちから夫婦でしっかりと話し合っておいた方が良いでしょう。
・子づくりの時期は若い時がベスト
最近では40歳を過ぎても妊娠し、出産する人も増えています。
そのため、あまり年齢に焦りを感じない人もいます。
確かに昔と比べると、医療技術も進み、高齢出産がしやすい時代になっています。
しかし同時に、年齢が上がれば上がるほど妊娠する確率が低下し、様々なリスクが高まることを知っておかなければいけません。
女性の生涯で最も妊娠しやすい時期は20~24歳。妊娠適齢期は20~34歳と言われています。
30歳の妊娠成功確率が39.8%であるのに対し、35歳だと36.1%、45歳だと6.5%にまで低下します。
晩婚化の世の中に伴い、第一子を妊娠する年齢も高くなる傾向にありますが、35歳を超えると高齢出産になります。
数値的にみても35歳を境に妊娠率が低くなり、出産のリスクも高まるというのが現状です。
高齢になるほど妊娠確率が低下する理由は、卵子の老化にあります。
女性が持つ卵子の数は産まれた時に決まっていて、その数が増えることはありません。
卵子の数が減少すると、排卵の回数が減ります。
また生殖機能の低下により、妊娠維持が難しくなることも原因の一つと言われています。
それだけではなく、流産や胎児のダウン症率、先天異常のリスクも高まります。
これらのことから、健やかな妊娠を望むならやはり若いうちの方が良いでしょう。
■周りが妊娠したことへの嫉妬心の対処法
結婚後なかなか子供ができなかったり、不妊生活をしていると、様々な感情を味わいます。
その中に嫉妬心が芽生えることもあるのではないでしょうか。
友人の妊娠報告を聞いたり、見知らぬ妊婦さんを見かけては湧き上がる嫉妬心・・・
結婚してすぐ妊娠した話を聞いたり、しかもそれが自然妊娠だったりすると、なおさら羨ましいと感じることもあるでしょう。
心から祝福したいと思う一方で、周りの幸せに嫉妬や焦り、言いようのないモヤモヤを感じてしまう方もいるでしょう。
そして、他人の妊娠を素直に喜んであげられない自分を責めてしまったことはありませんか?
しかし、他人のことを羨ましいと思う気持ちや、嫉妬心を抱くことは誰にでもある普通の感情であり、決して自分自身を責める必要はないのです。
ここでは、妊娠した周りの人たちとどう向き合っていくべきか、またそうした状況に陥った時の対処法などをご紹介します。
・結婚してすぐ妊娠する人が羨ましい
同僚や友人の幸せな報告を心から喜んであげたいのに、自分の現実を突き付けられるようで落ち込んでしまったり、素直に喜べない自分に苛立った経験はありませんか?
結婚適齢期のピークと言われる20代・30代の女性は、このような感情が芽生えてしまうことは珍しくありません。
では、一体どんな心理が働いて、このような感情が芽生えてしまうのでしょう?
まずは、なぜおめでたいことにマイナスな感情が芽生えてしまうのか、自分の内面にある心理を知り、感情を切り替えていくことが、この状況を抜け出すカギになります。
ここでは、マイナスな気持ちを切り替るためのおすすめの方法をご紹介します。
他人の幸せを喜べない心理と原因を知る
人は欲求不満や不安、不快な気持ちに直面した時、自分を守る防衛本能が働き、相手を認めたくないと思う心理が働きます。
他人の結婚を認めてしまうと、「自分はまだ結婚していない」「子供ができていない」という事実が同時に芽生え、素直に喜ぶことができないのです。
これは自分のプライドを守るためでもあり、劣等感を打ち消したいという感情が根本的にあることが原因と思われます。
「私も結婚したい」「子供が欲しい」と思っているにも関わらず、できていない自分と、達成できた相手を勝手に比較し、理不尽さや不公平さを感じて負の感情を抱くようになってしまう状態です。
いずれにせよ、マイナス感情で受け止めてしまうために起こる感情です。
またこれは、自分と身近な存在の人に対して起こりやすい感情です。
尊敬している人やそこまで親しくない相手に対しては純粋にお祝いできるものなのです。
しかし、ひとたびマイナス感情で受け止めてしまうと精神的に負荷をかけてしまい、さらに自分を苦しめることになります。
こうした現状を乗り越えていくためには、マイナスの感情と上手に共存し、気持ちを切り替えていくことが大切です。
周りと比べずしっかり境界線をつける
どうしてもマイナスな感情を持った後は罪悪感や後悔の念に苛まれるものですが、まずはそうした自分を嫌うのではなく、「そういう時もある」と自分を認めてあげることが大切です。
自分に嫌悪感を抱いてしまうと、「お祝いできない自分は嫌なやつ」など、余計に自分を苦しめてしまう要因にもなります。
人間誰しも、嫌な気持ちやマイナスな感情をを持つことはあります。
嫉妬心や劣等感は、一見マイナスなように感じますが、自分を成長させてくれるきっかけにもなったりもします。
うまくいかない時や、マイナス思考に陥ってしまった時は、ポジティブな感情とネガティブな感情を上手に共存させて、自分にとってプラスの方向に転換させていくことが重要なのです。
大事なのは自分は自分、他人は他人という境界線を引くこと。
そもそも、人はみんなそれぞれに考え方や生き方があり、その違いを他人と比べる必要はないのです。
結婚や妊娠に限らず、どんなことも全ては、その人自身が選んできた結果です。
もしかしたら、自分もこれからすぐに結婚や妊娠できるかもしれませんし、自分が描いていた理想以上の相手が見つかる可能性もあります。
他人にばかり目を向けてしまうと、身近にある自分らしい生き方や出会いの形を逃してしまうかもしれません。
ですから、自分は自分、他人は他人、と割り切って考えるようにしましょう。
そうすれば、同僚や友人に対して葛藤する気持ちなどは次第に和らいでいくはずです。
嫉妬心を向上心へと変える
嫉妬は必ずしも悪いものではありません。
ただし、他人を羨ましいと思う気持ちを認めることは大切です。
そして、その気持ちを少しでも理想に近づけていくためのエネルギー源に変えていくことが重要です。
自分が理想とする未来はどんな形なのか、今の自分はその道に進めるのかなど、客観的に見つめてみましょう。
足りないところや努力しなければいけないことがあれば実践してみるなど、自分のためにできることを努めましょう。
自分磨きや仕事でのスキルアップなど、努力を積み重ねていく中で、自分の魅力が開花したり、仕事の努力が報われて人として成長できたりと、良い方向へ進むこともあります。
また、せっかくなのでこの機会に、妊娠した同僚や友人にいろんな話を聞いてみるのも一つの手です。
側から見たら、簡単に手に入れているように見えることも、実は大変な苦労や努力をしていたり、悩みを抱えていたりするものです。
話を聞くことで、自分に活かせるものを吸収することができます。
自分にものを教えてくれる先輩だと思えば、劣等感から一気に状況を変えることができます。
「ピンチはチャンス」とはよく聞きますが、考えが悪い方へ向いてしまうときこそ、自分を変えられるチャンスだと思って行動すると、今までにない充実した時間を得ることができるでしょう。
・結婚してすぐ妊娠したことを後悔した例
では反対に、結婚してすぐに妊娠したことを後悔している人はいるのでしょうか?
結婚したら子供が欲しいと望んでいる夫婦にとって、誰もが羨むであろう妊娠ですが、意外にもすぐに妊娠したことを悔いている人もいるようです。
自由な時間がなくなる
妊娠すると、二人だけの時間が徐々に取れなくなっていきます。
特に安定期に入るまでの妊娠初期というのは、女性にとって心身共にとても大事な時期になります。
遠出など長時間の移動や激しい運動をすると母体に負担をかけてしまったり、つわりがあると仕事や家事どころではなくなってしまいます。
また安定期に入っても、お腹が大きくなるにつれて動きづらくなってしまったり、思うようにできなくなるのが現実です。
妊娠後期に近づくと、さらにお腹が重くなり、黙っていても苦しく身動きが取りにくくなるので、日常生活の中でも不便に思うことが少しずつ増えていきます。
また、初めての妊娠では産婦人科を調べることから、出産に向けてベビー用品や生活環境を整えておく必要があるため、思うように自由な時間を使うことができないのです。
妊娠してからの10ヶ月間は長いように思えますが、段階を踏みながらも意外とやることがたくさんあるのです。
特に、仕事もしながらだと、余計にそう感じるのでしょう。
そうして「もっと二人の時間が欲しかった」と後悔する方もいるようです。
思っていた以上にお金がかかる
また、出産には費用もかかるため、経済的な不安から自信がないと感じる人もいるようです。
元々金銭的にも余裕があるわけじゃない夫婦にとって、思ってもみないタイミングでの妊娠は、時として後悔にも繋がるようです。
ただ忘れてはならないのが、決して「子供」のためだけに結婚するのではないということです。
まず、愛する人との時間や関係性を大事にすること。
それがなくては、この先二人で協力していかなければならない子育てに不安要素が残ってしまいます。
後悔しないためにも、子供をつくるタイミングはしっかり話し合うことが大切です。
■妊娠したらどうなる?
女性は、結婚して妊娠したら、結婚式や仕事など、どうしようか考えることでしょう。
ここでは、妊娠中の結婚式を挙げるタイミングや方法、仕事についてどうするべきかご紹介します。
・妊娠中の結婚式は?
近年、急激に増加しているマタニティウェディング。
「結婚と同時に妊娠がわかったけれど、ウェディングドレスは絶対に着たい」という方も年々増えています。
女性にとって、結婚式というのは特別なものがありますよね。
しかし、お腹に赤ちゃんがいる身体には、日に日に様々な変化が現れます。
妊娠初期のつわりに苦しむ人もいれば、切迫流産・早産などで絶対安静との診断を受ける妊婦さんも少なくありません。
妊娠中はいつ何があるかわからないので、まずお腹の赤ちゃんのことを第一に考えて、普段よりも体調に気を付けて過ごす必要があります。
だからと言って、妊娠中の結婚式を諦める必要はありません。
赤ちゃんがお腹の中にいるうちは、自分の時間を確保することができますが、産まれてからは赤ちゃん中心の生活が始まり、結婚式どころではなくなります。
ですから、自分にかける時間が多い妊娠中に結婚式を挙げておくのも一つの方法です!
では、妊娠中はどの時期に結婚式を挙げるのがよいのでしょうか?
妊娠初期は体調には特に気を付ける必要がある
妊娠初期とは、妊娠判明~妊娠4ヶ月までのことを言います。
この時期は、お腹の膨らみはほとんどありませんが、つわりで苦しむ方もいます。
胃がムカムカする・頭痛・吐き気・食欲がない・体重が減る・貧血などのつわり症状がひどい場合は、起き上がれないこともあります。
反対に、常に何かを食べていないと気持ちが悪くなるといった食べつわり症状が出る方もいます。
結婚式の最中、新婦は常に多くの出席者の注目を集める存在です。
せっかくの晴れ舞台で吐いたり倒れたりするわけにはいかないので、つわりがひどい時には結婚式は避けた方が良いでしょう。
また妊娠初期は、流産になりやすい非常にデリケートな時期でもあります。
自分の身体に負荷をかけないためにも、穏やかに過ごすことをおすすめします。
しかし、多くの場合、結婚式は半年から1年前から日程を決めることが多いので、結婚式の日程が決まって準備が進んでいくうちに妊娠が判明することもあります。
準備が進んでしまってゲストの皆様に招待状を発送していたりしていると、なかなか日程変更などもしにくいものです。
どうしてもお腹が目立たない間にドレスを着ておきたい!という方もいるでしょう。
その場合は、妊娠初期に結婚式を挙げることになるので、新郎や周りのスタッフにもサポートをしてもらって挙げるようにしましょう。
安定期に入る妊娠中期が1番オススメ!
妊娠5~7ヶ月までが妊娠中期と呼ばれ、「安定期」に入る時期です。
安定期になるとややお腹の膨らみは出てきますが、妊娠初期から続いていたつわりから解放され、やっと妊娠前の体調に近づいてきます。
ですから、結婚式を挙げるのなら妊娠中期がベストです!
ただし、お腹は徐々に膨らんでくるのでドレスのサイズ合わせはこまめに相談しましょう。
安定期だからと言って油断せずに、お腹を守るためにマタニティ用の下着を着用する、転んでしまったりしないようにヒールのない靴を選ぶなど、最大限気を遣いましょう。
妊娠後期はできれば避けよう
妊娠8ヶ月以降の時期を、妊娠後期と呼びます。
妊娠後期になると、さらにお腹が大きくなり、日常生活でも無理ができなくなってきます。
妊娠初期・中期には感じられなかった、トイレが近い・下半身のひどいむくみ・めまい・動きにくい・息切れなどの不快症状を感じるようになります。
それに加えて、腰や間接の痛みから歩きにくさを助長するので、通り道を広くしてお腹がぶつからないようにするなどの配慮を行いましょう。
また、結婚式や披露宴は段取りによって数時間に渡ることがあるので、お手洗いや休憩を取りやすい工夫をすることも重要です。
いつ生まれるかわからない臨月はとても危険
結婚式前は準備に追われ、慌ただしい毎日となります。
そこにおめでたというイベントが重なってしまうと、妊娠判明~出産までの短い時間の中でしなければいけないことがたくさん出てきます。
しかし、どんなにスケジュールがびっしりでも、臨月に結婚式を挙げることだけはやめましょう。
「出産に臨む月」という意味を持つ臨月は、赤ちゃんがいつ生まれても不思議ではないからです。
結婚式の直前や当日に産気づいてしまうかもしれません。
そうすると、結婚式自体を開くことができなくなります。
こんな不安を抱えたぎりぎりの状態で迎える結婚式はおすすめできないので、臨月は出産に集中しましょう。
どうしても臨月の期間に式を挙げる必要があるという場合は、新郎新婦二人だけや両家の親とだけ行う家族挙式にしたり、身近な人だけを招いて行うレストランウェディングなどを行ったりするのが良いでしょう。
心配な場合は産後落ち着いてから
どの時期でも、まだお腹の中に赤ちゃんがいるという状況では体調に不安があったり、結婚式を挙げるのに抵抗がある方もいるでしょう。
とは言え、出産後は赤ちゃんに時間を取られ、結婚式はおろか自分の身だしなみを整えたり、外出したり、ということも自由にできなくなってしまいます。
もし、妊娠中の結婚式を挙げることに不安がある場合は、育児が少し落ち着いた頃に結婚式を行うと良いでしょう。
赤ちゃんが生まれてからの結婚式となると、赤ちゃんも参加することができ、家族3人での様子をゲストにお見せすることもできますよ。
おめでた婚だからと言って、純白のウェディングドレスを諦める必要など全くありません。
むしろおめでた婚だからこそ感じられる、喜びや幸せだってあるのです。
ですから、適切な時期や結婚式のスタイルを選んで、母子ともに健康に影響のない結婚式を挙げることが大切です。
当日、お母さんが幸せいっぱいに過ごすことで、赤ちゃんもお腹の中で幸せを感じることでしょう。
・結婚後妊娠したら仕事は?
出産前は「子供ができても働きたい」と考えている女性も、いざその時になると、体調が思わしくなかったり、妊娠中の想像以上の辛さに仕事を辞めることを考える瞬間があるでしょう。
出産する頃には会社でのキャリアもひと段落していることも多く、自分の将来や家族の未来に向き合う時期がちょうど重なる人が多いです。
そこで知りたいのは、子供ができて仕事を辞めるのと続けるのはどっちが良いのか?ということ。
専業主婦に転向する
社会人になり立ての頃は働くことに前向きでも、30歳が近づいてくると、保守的な考えに傾く女性が増える傾向にあるようです。
「このままこの仕事を続けてどうなるのだろう」と漠然と将来への不安感などを抱くようになり、結婚して家庭を築いた方が幸せになれるのではないか?と考えてしまうようです。
女性は30歳を境に、結婚を強く意識する人も多いので、将来を真剣に考え始めるタイミングなのかもしれません。
それがましてや、結婚して妊娠したとなると、ますます辞めるきっかけとして家庭に入り、専業主婦になることを考えるのでしょう。
しかし、現実は子供を産み、子育てが始まるとお金がかかります。
おむつ代やミルク代など日々の出費から、小さいうちは保育園や幼稚園、大きくなってからは養育費や習い事などがかかるようになります。
そのため、「あの時、仕事を辞めなければよかった・・・」と後悔している女性も多いのです。
そうなる前に将来を見据えて、「働く」という選択肢を主流として考えると後々楽になるでしょう。
家事や育児との両立をしながら働くことは大変ですが、何も正社員でフルタイムで働くことだけが全てではありません。
自分に合った働き方を見つけることで、お金を稼ぐということが自信となり、社会と繋がっていることの価値が見出せるようになります。
(辞職や転職したとしても)仕事を続ける
今の職場でもし産前産後休暇・育児休暇を取得できない場合、転職を考えたり、一度は会社を辞めたけど、育児が落ち着いて再就職を考えるという人もいると思います。
しかし、一度会社を辞めて、小さな子供がいる中での再就職はそう甘くはありません。
今は育児休暇にまつわる法律が整っていたり、マタニティハラスメントなどの罰則も厳しく見直されていることから、今の法律と社会制度を見て、仕事を続ける選択をするのも一つの方法です。
今の会社を辞めるにしても、女性が働きやすそうな会社を探して、今のうちに転職しておくのも良いでしょう。
女性は年をとると転職が不利になる傾向にあるので、行動するなら早めに動き出しましょう。
女性活用を積極的に薦めている企業は、ホームページや求人募集などで育休や時短制度、女性に長く働いてもらいたいことなど、ポジティブなメッセージを発信しているので、チェックしてみましょう。
これらのことからもわかるように、今の会社で続けていける気持ちがあるならば、仕事は続けた方が良いと言えるでしょう。
もし、転職する場合は、将来を考えて早めに行動した方が良いでしょう。
いずれにしても、働くということは、育児や家事と両立させる必要があります。
女性一人で考え込むのではなく、パートナーと話し合い、自分に合ったベストな働き方を見つけましょう。
■まとめ
新たな命の誕生は、きっと誰もが祝福してくれるでしょう。
そのタイミングは、夫婦でよく話し合っておくことが何より大切です。
繰り返しになってしまいますが、妊娠は思ったタイミングで簡単にできるものではないということ。
また、時期が早ければ早いほど、妊娠の確率も高くなり、リスクも少なく、産後の回復も早くなります。
つまり、子育ても楽しんで励むことができるのです!
現代では晩婚化が進み、出産年齢も上がってきています。
一概に早い方が良い!と決めつけることはできませんが、欲しいと思った時になかなかできなかったり、すでに手遅れだったということもあります。
夫婦二人での新婚生活を楽しみつつも、妊活も一緒にしていくのが良いのではないでしょうか。
ただし、妊活のペースは人それぞれです。
他人と比べることでストレスを感じたり、焦りはかえって妊娠確率を下げてしまうことがあるため、あくまでも参考までに留めておきましょう。
ブランセルでは、皆様の素敵な出会いを応援しています!