お見合いでの会話に緊張する人は多いと思います。
事前に、会話の引き出しを増やす方法やお見合い会話のマナーをご紹介いたします。
■お見合いの会話の流れ
まず、お見合いでの会話の大まかな流れをご紹介します。
1.あいさつと自己紹介
初対面の人と会話を始めるときに、まず、最初にするのがあいさつと自己紹介です。
これは、お見合い以外でも基本なことです。
オドオドしたり、うつむいたままや、小さな声で最初のあいさつと自己紹介をすると、とてもマイナスイメージになってしまいます。
最初が肝心!といいますが、お見合いでも出だしのあいさつは好印象を意識しましょう。
2.質問する時はまず自分の情報を話す
自分の情報を何も話さずに、ただ、質問ばかりをしてしまうことはNGです。
聞きたいことがあるときは、まず、ある程度、自分の情報を伝えてから、
「私は□□□なのですが、○○さんはどうですか?」
といった具合に聞くのが、相手も喋りやすいですし、スマートです。
3.お互いの共通点を見つけていく
質問や会話のキャッチボールの中から、お互いの共通点をたくさん見つけていくことが、会話の流れを作るコツです。
お見合いで会話を何のためにしているかというと、より多くの共通点を見つけて、共感し、フィーリング、相性を感じることが目的だからです。
■楽しい会話を続けるには
会話が続かなくて無言にならないためにはどうしたらよいか、そして、スムーズな会話のポイントやコツを説明します。
1.ほめることは会話の潤滑油になる
素敵ですね、綺麗ですね、さすがですね、すごいですねといったほめ言葉を言われて怒る人はいないでしょう。
ほめ言葉は、おだてるという目的ではなく、会話をよりスムーズにさせるための潤滑油としてたくさん会話の中で使いましょう。
2.共通の趣味や好きなもの話題で盛り上げる
お見合いでは気が合うと感じてもらわなければいけません。
そのためには、共通の趣味や食べ物、好きなもの、ハマっているものなどを見つけることが重要です。
そして、共通のことについては、お互いに話題として会話のキャッチボール素材になるわけですから、それについて、会話をどんどん広げていきましょう。
3.相手の会話に興味を示す
話をしていても、相手が無反応だったり、表情が暗かったりすると、話す側も会話を続ける気力が薄れてしまいがちです。
会話をただ聞いているときも、相槌や表情でその会話に興味を示していることをアピールしましょう。
4.プロフィールを事前によく見ておく
お見合いでは、事前に相手の趣味や住まいエリア、職業などがわかります。
そのため、プロフィールを元に会話を始めます。
これは、きちんと興味を持っているということでもありますので、全くプロフィールを見ていないことは失礼な印象をもたれてしまいます。
暗記するほど見なくてもよいのですが、ある程度事前にプロフィールにはきちんと目を通しておきましょう。
■お見合いや初デートの会話マナー
初対面時の会話のマナーについてご紹介します。
1.いきなり結婚観を掘り下げて聞かない
お見合いだからといって、いきなり最初から結婚観について聞かれると、相手は気持ちがひいてしまいます。
お互いのことをよくしった上での結婚観です。
「子供は何人欲しいですか?」
「結婚後、私の実家にすぐに引っ越せますか?」
等、いきなり初対面の人にズバズバと結婚観や自分の願望を聞くのはマナー違反です。
特に、子供の話は、セクハラと感じる女性もいるので、男性は注意しましょう。
2.プライバシーに踏み込んだことを聞かない
お見合いや初めてのデートなどで、住所や会社の所在地の詳細などを細かく聞くことはNGです。
初対面や初回デートで必要不可欠な情報ではないからです。
そして、個人情報を根掘り葉掘り聞かれると怖くなって気持ちが冷めてしまう女性も多いので、男性は注意しましょう。
逆に、女性は、自分の情報を何も言わないのに、男性だけに情報を言わせるのもよくありません。
3.自分のことばかりを話さない
楽しい会話はキャッチボールです。
一方ばかりが喋っていては、キャッチボールにはなりません。
特に、自慢話や仕事の話ばかりをすると嫌われますので注意しましょう。
4.相手の婚活内容の詳細を質問しない
「婚活をはじめてどれくらいですか?」
「今、何回目のお見合いですか?」
「どこの結婚相談所ですか?」
といった、相手の婚活の具体的な内容を聞くことはマナー違反です。
興味本位で、相手の婚活内容を聞くことはしないようにしましょう。
■お見合いでの好印象な話題と会話例
では、お見合いで好印象をもたれるための話題と会話の具体例をご紹介します。
1.週末の過ごし方について
例1)「私は週末は、掃除と洗濯をしたり、友達と映画やカフェに行くことが多いです。○○さんはいかがですか?」
例2)「休みの日は、ドライブに出かけ、温泉に入ってリフレッシュしたりしています。○○さんはお休みは何をされてますか?」
休みや週末に何をしているかの情報は、仕事以外の時間、要するに、もしも交際したら、一緒に過ごす時間になりますので、どういう過ごし方を話す、聞くことは大切なことです。
2.趣味について
例1)「学生の頃からテニスが好きで、趣味として今でも続けています。○○さんはテニスは好きですか?」
例2)「登山が好きで、よく、山へ行きます。山で食べるご飯がまた、すごく美味しいんですよ!○○さんのご趣味は何ですか?」
共通の話題を作る中で、趣味の話はかかせません。
共通の趣味がなくても、共感や同調、相槌をし、うまく会話を広げていきましょう。
お見合いで、お互いの趣味の話題がただ、サラリと終わってしまったならば、他の話題を探すのに苦労してしまうからです。
3.好きな食べ物について
例1)「魚料理がすごく好きで、休みの日に、市場や漁港の美味しい食堂へ出かけることもあります。○○さんは、魚料理は好きですか?」
例2)「カレーがすごく好きで、これまでいろんなお店へ行きました。自分でもたまに作るんですよ。○○さんの好きな食べ物や得意料理は何ですか?」
たいていのデートでは何かしら、食事をする店を利用すると思いますので、食べ物の話題をしておくと、次に会うときのデートの内容を決めやすいというメリットがあります。
また、好きな食べものから、料理の話題なども話しやすいので、女性の料理具合を伺えるきっかけになります。
4.今ハマっていることについて
例1)「最近、体力維持のためにマラソンを始めました。帰宅後や週末にマイペースですが走ってます。○○さんは何かはまっていることはありますか?」
例2)「先月から、料理教室に通っていて、今は和食にハマッています。でも、得意料理は、ハンバーグです。○○さんの最近、気になることは何ですか?」
趣味は、年に数回しかしない旅行なども含まれるので、継続して、又は、今現在行なっている共通点を話題にするために、今ハマっていることをぜひ聞きましょう。
5.仕事のことについて
例1)「私は仕事で主に□□の営業をしています。大変な時もありますが、結構、やりがいのある仕事です。○○さんのお仕事は△△でしたね?」
例2)「私の仕事は△△です。プロフィールで○○さんのお仕事は△△でしたね?素敵なお仕事ですね。」
仕事のことについては、結婚を意識してお互いに気になる話ではありますが、会社の所在地などの情報はここではあまり聞かないほうが良いです。
そして、仕事の詳しい話はあまり長く話しすぎると相手が疲れてしまうことがありますので程々にしましょう。
■まとめ
上手な会話の話題のコツは、お互いの共通点をたくさん見つけて会話を広げていくことにあります。
そして、一方的に話さないこと、質問をするときはまず自分の情報から話すこと、相槌や褒めをたくさん含めること、笑顔を絶やさないことです。