婚活がなかなかうまくいかないと悩む人は多いと思います。
それが、長引くと、婚活疲れに陥りやすくなり、モチベーションが下がったまま年齢を重ねると、結婚のチャンスを逃してしまうかもしれません。
今回は、そんな婚活のうまくいかない代表的な理由についてお話します。
1.理想が高い・自分に見合ってない
婚活がうまくいかないことの代表に、理想が高いことがあります。
このほとんどの理想は、年収や外見などの物理的なことに対してが多いです。
この、理想が高いことで何がいけないかというと、自分に見合っていないという問題が発生しているのです。
・若い年齢を求めている
最近は、若い人ほど、年齢の近い相手を求めています。
趣味や食べ物、音楽などの好みが合わせやすく、共感しやすいからです。
これには、SNSやゲームなどの進化もかかわっているかもしれません。
男性は40代後半でも、30代前半女性を希望する人がほとんどですが、例えば、32歳の女性の一回り年上の44歳の男性がデートをした時、SNSや流行のソーシャルゲームの話でどれだけかみ合って会話ができるかというと、難しい場合が多いです。
しかし、男性は、なんとか自分の出来る話で会話が出来ればよしと思いがちですが、女性からするとそれは楽しくはありません。
10歳以上若い女性を希望するには、外見や趣味、会話力、年収など、それなりのスペックや努力が必要です。
まったくかけはなれているのに自分に見合っていない、きれいな若い女性を闇雲に求め続けるのは無意味です。
また、最近はドラマなどの影響もあり、40歳以降の女性が年下男性を希望する場合も多いのですが、それはドラマの中の女優同様の若さや魅力があってのことです。
希望年齢よりもプラス3歳ほどは余裕をもってみることをおすすめします。
・年収の高い男性を狙っている
女性にとって、男性の年収は結婚後の家庭の安定を感じるところです。
しかし、多くの女性は希望する年齢と年収の理想の男性のパーセンテージをあまりわかっていません。
例えば、30代前半女性が同じ30代前半の600万円以上の男性を希望する場合、その存在人数自体が一般的に少ないのです。
30代前半の男性の平均年収は438万円といわれています。
30代後半でも、500万円に到達しません。
結婚相談所などでは、高年収の男性との結婚は普通にありますが、通常の出会いの場合は、出会ったときにその人の年収がわかることはほとんどありません。
さらに、例えば、年収1000万円以上の男性とお見合いをしたとしても、趣味や価値観が合わないと交際には発展しません。
最近は、1000万円以上の高年収の男性を闇雲に希望するような女性はあまりいません。
女性が仕事を継続したいと願っている場合が多いので、二人合わせた年収を想定しての結婚生活のビジョンを持っている女性も多いのです。
相手に求める年収理想がはっきりしているのであれば、登録時に年収証明の提出が必要な結婚相談所などの婚活がおすすめです。
・高身長の男性を希望している
たいていの女性は、自分より背の高い男性を希望している場合がほとんどです。
そして「私はヒールを履くと167cmになるから、175cm以上の人を希望します。」といった声も多いのです。
しかし、厚生労働省による日本人男性の平均身長30代、40代は171cmほどです。
さらに、これはあくまでも平均身長のため、170cm以下の男性もたくさんいます。
男性の身長が結婚後の家庭の幸せにどれだけ貢献できるのか?
いい出会いであれば、身長を気にせずに、お互いのフィーリングを大切にするほうがいいです。
もし、いい人に出会ったのに、その人が低身長というだけでお断りをしているのであれば、多くの幸せのチャンスを失っているかもしれません。
・高学歴や家柄を気にしている
昔は、結婚は家同士のつながりが強かったため、親が決めるものも多く、家柄は重要視されていましたが、最近の結婚は当人同士が自由に結婚を決めるため、家柄はあまり重視されることは少なくなりました。
さらに、学歴についても、将来、子供をエリートにしたいなどの理由でない限りはあまり気にならないという人が多いです。
しかし、男性の場合、自分よりも高学歴の女性を懸念するケースが多いです。
学歴で女性に劣って見られることを嫌がる男性が多いのです。
でも、結婚は相手の知能と生活するわけではありませんし、家庭内で学歴テストや知能比べをするものでもありません。
年収などにおいては、大人になってからの経験や資格が重要な場合がほとんどです。
どんなに高学歴で家柄がよくても、無職や生活力がなければ結婚生活には不向きです。
相手の学歴や家柄よりも、その人の今や将来性を見るようにしましょう。
・顔や服のセンスの外見を重視している
出会いの場で、外見はとても重要なことですが、そればかりを気にしている、または、その理想が高すぎても結婚につながることはありません。
高望みの顔やスタイル、俳優やアイドルのような人を理想としているのは、星をつかむようなことですが、決して面食いではないけど、会った相手の外見がイマイチという理由でテンションを下げる人も少なくありません。
しかし、素敵な運命の人にめぐり合った人の多くは、出会った時、相手の顔の作りを気に入ったのではなく、笑顔やふとした優しい表情に惹かれています。
服のセンスは、出会った時によくなくても、片方のアドバイスにより、改善されることも多いのです。
また、昔、自分はモテたとか、以前、美男美女と付き合った経験があるといったことで、相手に高いレベルの容姿をを求めている人は、今でも、モテているのか現在の自分の容姿を把握してみましょう。
2.プライドが高い・傲慢・短気
年よりは頑固だ。なんてよく言いますが、人は年齢とともに頑固さや譲れないプライドなどが強固になってくる場合が多いです。
婚活では、柔軟な思考が大事です。プライドや傲慢、頑固さは、結婚に大切な相手を思いやる気持ちを弱めてしまいます。
・自分勝手・一方的
男女の出会いの発展はお互いの好きという気持ちを高めていくことですが、その気持ちの量を正確に測ることはできません。
そのため、どちらかの好きな気持ちが多いこともあるでしょう。
そんな時、一方的な気持ちをどんどん押し付けるのは身勝手です。
自分がこれだけ好きなのだから、きっと相手も自分のことを好きだろう、もしくは、好きになってくれるだろう。と思い込むのは危険です。
行動や思いやりが伴わない一方的な押し付けの気持ちは、相手に重く感じられてしまいます。
また、一緒にいるときにも、自分だけ会話をし続けると、相手が疲れてしまいます。また、勝手にどんどん物事を決めたりしていると、相手の信頼度を失ってしまいます。
・短気・イライラ・せっかち
デートのとき、レストランのスタッフや対応にイライラしたり、不平不満を言うことや、相手からのメッセージ、返答が遅いことにイライラするような人は要注意です。
結婚によって安心できる家庭を望んでいる人が多いので、ちょっとしたイライラや短気な部分は結婚相手として嫌がられる原因のひとつです。
・譲れない、妥協できない
傲慢や頑固さがひきおこすのはイライラだけではありません。
頑固で柔軟な気持ちがないと「これは譲れない」「これだけは妥協できない!」といった部分がどんどん増えてしまいがちです。
婚活に「妥協したくない!」という気持ちがあると、もしも、少し理想とは違うけれども素敵に感じた人に出会っても、それを妥協と感じ、チャンスを逃すことになります。
これもあれも妥協したくない!と頑固な気持ちのままだと、それにとらわれすぎてしまい、相手の素敵な部分を感じることができません。
まず、婚活に、妥協する、しないという言葉を捨て去ることです。
柔軟な気持ち、相手への思いやりのある接し方が、素敵な出会いを増やしていきます。
3.どきどきを求めている
恋愛と結婚の相手探しは違うとよく言われますが、それについてお話いたします。
・信頼よりも恋愛感情で出会いを探している
恋愛はどきどきを求めるもの。どきどきのそれは、脳内のドーパミンの作用によるものですが、その作用はだいたい3年程で切れるといわれています。
これは、動物的本能の作用で、3年の間に十分な子孫を残せたと感じたら、次の異性を見つけ、もっと子孫を増やすための動物的行動の一部でもあるようです。
しかし、恋愛結婚で末永く夫婦生活をすごす人たちもいます。
それは、どきどきのせいではありません、そこに信頼関係や安心が生まれたからです。
では、結婚相手を探すのに、どきどきと信頼関係のどちらが大切かというと、後者であることは明白なのです。
外見や物理理想のどきどきよりも、相手のことをよく知り、気持ちを深め、信頼を得ていくことが、末永く幸せな結婚につながります。
・相手にときめいてもらう努力をしていない
上記で、どきどきよりも信頼と話しましたが、出会ってすぐ、いきなり信頼を得ることは難しいものです。
まず、相手に自分を好きになってもらわなければいけません。
しかし、自分がどきどきを求めてばかりで、相手にときめいてもらう努力を怠っては本末転倒です。
外見やしぐさ、思いやりの努力が相手につたわってこそ、また会いたいと思われる印象を残せるのです。
4.目標を決めずにふわふわ婚活をしている
婚活はダイエットに似ているところがあります。
明日やろう、そのうちいつか、楽して痩せたい等では、いつまでたっても痩せることは叶いません。
婚活も、躊躇したり先延ばしにしていては、いつまでたっても結婚出来ません。
・「いい人に出会ったら頑張ろう」と考えている
よく、婚活の気合の入れ方の返答で多いのが
「そのうち、いい人に出会ったら頑張ろうと思っている。」といったこと。
でも、これは、自分本位な発想で、まず、そのうちいつかいい人が勝手に現れると思っている、そして、その時自分が頑張ればその人と結婚できるという、あくまでも上から目線にすぎません。
こんな人とは結婚したくないですよね。
・目標が1年以上先
婚活疲れをする人の多くは、目標が定まっていないことが原因のひとつでもあります。
闇雲にだらだらと婚活をし、だらだらと成果が出ず、だらだらと落ち込む。このサイクルを繰り返し、婚活疲れに陥ります。
受験にも似ています。
1年頑張る!と決起するのと、いつか受かればいいやと、3年も4年も受験勉強をするのでは、疲れ方やモチベーションが大きく違います。そして、成功率も違います。
婚活の目標1年以内は、結婚相手と出会ってプロポーズをする、されるが1年以内ということです。
多くの結婚相談所が、1年以内を目標としているのは、だらだらによる婚活疲れを防ぐためでもあります。
・「忙しい」を理由にしている
婚活目標が定められないという人の理由で多いのが「忙しいから」というものです。
しかし、仕事をしている人の多くは日々、忙しく働いているので、仕事の忙しさを理由にしてしまうと、いつまでたっても結婚できません。婚期やチャンスの多くを失います。
結婚が叶った人たちは、忙しい中でも、上手に婚活を行い、運命の出会いをかなえている人がほとんどです。
忙しいは、理由ではなく、言い訳に過ぎないかもしれません。これにより、どれだけのチャンスを失ってしまっているかと思うと、もったいないですね。
5.成果の出ない婚活を続けている
活動するからには結果が出なければ意味がありません。結果の出ない婚活は婚活疲れを招いてしまいます。
・2年以上婚活をしている
2年以上婚活を続けてしまっている方は、本当にもったいないです。
2年という長い時間の中で、婚活を始めた当初より、モチベーションも下がってしまう人も少なくありません。
でも、あきらめてしまった人よりはチャンスがありますが、今までの婚活で頑張った内容とそれがどれだけ効果につながったかを書き出してみるといいかもしれません。
長く婚活をしている人の多くは、プロフィールが魅力的でないために、実際に会えている人数がそもそも少ないということがあります。
太っている人はダイエットなどで外見をよくしたり、短かすぎるプロフィール文の人は、もう一度、内容を書き直してみるとよいでしょう。
1年で実際に会った人数が10人以下の人は、圧倒的に出会いの人数が少ないです。
婚活中、素敵な人に出会えるまでは毎月3人以上の人と会いましょう。
そして、目標を1年間と設定してみましょう。
・努力やお金をケチっている
婚活で素敵な相手をゲットするために、内外面の自分磨きをすることは大切です。
見た目も中身もイマイチな人に魅力は感じられません。
しかし、仕事の忙しさを理由に努力をしない、めんどくさいことはしたくないといった人は、なかなか自分磨きが成功しません。
特に、太目の人、肌荒れの人は、それだけで魅力の損をしています。
ダイエットや美肌、体質改善は婚活中は意識して、積極的に頑張りましょう。
また、デートで割り勘をしている男性は婚活に成功しにくいです。デートの費用は、女性の心をつかむための投資と思ってもいいかもしれません。
・人のアドバイスを聞かない・実行できていない
結婚相談所などで婚活をしている人は、担当者やカウンセラーがついていると思います。
しかし、忙しいやめんどくさいなどの理由で、アドバイスを聞かない、実行していないと、改善点の修正やステップアップにならず、損をしています。
また、担当者へ連絡や報告をしない、あまりコンタクトをとらない、自分から申し込みをしないといったアクションの少ないのもよくありません。
結婚相談所の利点の多くは、このアドバイスでもあります。
そして、アドバイスはどんどん実行していかなければ意味がありません。
婚活の専門家が、今までのデータや成功例をふまえ、出会いや交際をステップアップさせてくれるはずです。
まとめ
どんな出会いでも、これをやれば100%成功する!といったものはありません。
相手の気持ちは目に見えません。
お互いの気持ちや価値観、フィーリングがいろいろと重なって、結婚につながっていくからです。
しかし、生半可に活動する、しっかり活動するのとでは、結果が違います。
また、それは、相手へ対しても、気持ちの伝わり方が違ってきます。
今、婚活がうまくいっていない人は、一度、シンプルに婚活を考える、理想をシンプルにしてみることをしてみるといいかもしれません。