結婚はお互い一緒に生活を共にすることであるため、必然的に衣食住に伴い、料理、洗濯、掃除といった家事も必要になってくる。共働きの多い今の世の中、家事の出来る男性や料理男子も増えているものの、現状では、料理上手な女性というのはまだまだ婚活では株が高い。
しかし、近頃は凝った料理ではなく、手抜き、簡単、パパッと出来る、手間をかけない『ズボラ飯』が人気。料理に興味のない男性ではそれが何なのか分からない人もいるでしょう。そんな、ズボラ飯と婚活についてお話しします。
ズボラ飯とは?
簡単に時間や手間をかけずに適当に作られた料理、手抜き料理。ズボラは、無精、だらしがない、きちんとしていないといった意味。
大ヒットグルメ漫画「孤高のグルメ」久住昌之さん原作、水沢悦子さん作画のグルメ漫画「花のズボラ飯」によって知られ広がった言葉。「花のズボラ飯」は単身赴任の夫を持つ主人公の主婦、駒沢花(こまざわはな)30歳がズボラだけど美味しいご飯を作るというストーリー。
また、ズボラ飯は簡単、手軽に作れる料理のような意味で用いられることもある。
料理の質問はお見合いでは定番
お見合いでは、初対面なので、結婚感に遠くない程度の家事、料理の話題や質問は定番です。
ここで男性は相手女性の料理の腕前をとことん詮索しようとしているのではなく、会話をスムーズにしたいため、当たり障りのない質問をしてるわけです。
なので、料理や家事についての質問に嫌そうな顔をしたり、「へぇ〜」といったスルーの態度では、印象はマイナスです。
お見合いで家事や料理の話題にはきちんと返答できるよう引き出しを持っておいた方がいいのです。
ズボラ飯はただの無精な料理?
しかしここで、最近のズボラ飯ワードが婚活に加わると、「ズボラ飯」という言葉を理解していない男性は勘違いをしてしまうことも多いのです。
なぜなら、「ズボラ」は無精、だらしがないという意味です。
女性が流行りのワード「簡単で美味しい料理」として発したつもりでも、男性にとってはただのだらしのない人という意味にしか感じられません。
そして、だらしがない料理を男性が想像するとどうでしょう?
料理が得意でない男性であれば、だらしのない料理はきっと、綺麗で美味しいものという想像にはならないでしょう。
ズボラ飯は婚活では控えた方がいい
夫婦共働きが多い今、結婚後、育児や共働きで時間や手間を短縮させるためにズボラ飯やズボラ家事は生まれ、広く共感されているものです。生活の知恵といってもいいでしょう。
しかし、子持ちの方以外では、これから結婚相手を見つけようとしている方の多くは、育児等の慌ただしさや家事に日々追われていることはまずないと思います。
逆に、男性が料理が得意な女性を素敵だなと思うのと同じように、女性は、仕事に真面目で勤勉、仕事のデキる男が素敵と感じる要素だと思いますが、もしも、その仕事がだらしのない、きちんとしていない男性だとしたらマイナスイメージを感じると思います。
「ズボラ飯」には決まったルールや決まりはとくにないので、女性側が捉えている意味合いもそれぞれ異なると思います。
例えば、きちんと美味しく調理をして最後の盛り付けをワンプレートにして手抜きをしたもの、洗い物も調理もめんどくさいので買ってきた惣菜をそのトレーの上で混ぜ合わせただけのものでも、どちらもズボラ飯ですが、内容は大きく違います。
料理の苦手な男性のほとんどは後者を想像することが多いと思います。
料理に限ったことではなく、ルーズ、だらしない、適当、ルールを守れない等のワードは相手にいい印象を与えることは少なく、むしろ、マイナスです。
男女お互いに100%完璧な人を求めていなくても、マイナスだったり、勘違いのもとになるような発言は少ない方がいいでしょう。
初対面のお見合いなどでは、ズボラ飯というワードではなく、簡単、素早く出来る料理といった言葉に置き換えて話をするのがいいかもしれません。