人の性格は人それぞれです。それを受ける側の人によっても性格印象は様々です。
しかし、そんな世の中でも、関わらない方がいい人と言われているタイプの人がいます。
それは、例えが、平気で嘘をつく、罪悪感が欠けている、人を裏切る、共感性がない、思いやりが足りないといったヤバイ人です。
そんなダークトライアドと言われる人の特徴についてお話します。
ダークトライアドの3つの主な特徴
まず、ダークトライアドの主な特徴と言われているものには3つあります。
・サイコパス
・ナルシスト
・マキャベリスト
これら3つは邪悪な人格特性とも言われています。
(尚、上記に3つに「サディズム」が加わると「ダークテトラッド」とも呼ばれることがありますが、ダークテトラッドはダークトライアドよりもさらに危険な人、ヤバい人ということになります。)
サイコパス
サイコパスは映画やアニメ、刑事小説などでも耳にする言葉ですが、反社会的な性格、思考。「反社会性パーソナリティ障害」という精神病のことです。
サイコパスの主に、感情の一部、他者への愛情や思いやりが欠如している、感情が薄い、自己中心的、道徳観念が少ない、罪悪感の欠如、結果至上主義、平気で嘘をつく等の特徴があります。
嘘への罪悪感が薄く、人付き合いでの表面上は口達者な人もいたり、性格を偽っていることもある為、初対面やパッと見では判別が難しいと思います。
他人の嬉しいや悲しいの感情に対しての共感が薄いため、悲しんでいる人や苦しんでいる人を嘲笑うこともあります。ただ、悲しみや嬉しさの概念自体への理解はあるので、相手の状態は把握できるため共感していなくても、一見、共感しているような言葉やフリをすることはできます。
初対面の人に上記の特徴をわかりやすく披露することはまずないと思うので、わかりやすいところは、自身をクール、発言が淡白という、人の気持ちよりも価値、結果が重要と考える人には注意した方がいいでしょう。
また、遺伝などの先天的なものをサイコパス、環境などの後天的なものから生じたものはソシオパスと言われています。
ナルシスト
ナルシシズムとも言われている人で、自己評価の高い人のことです。
自己愛、自分美化、自己肯定感が強く、自分を優れていると思っています。
自分への関心は高いものの、高慢で価値にこだわりがちなので、自分に価値のないと感じた人への関心や思いやりが薄いです。また、自分よりも劣っていると感じた人を見下す傾向があり、謙虚さは低いです。
ナルシストはいつも自分中心の考え方なので、自分への利益の有無で人を判断することや人の粗探しをすることが多いです。
相手の好意や気持ちを素直に受け取ることが難しく、文句や不満、わがままな人が多いです。
しかし、容易に傷つき、拒否されたと感じることが多く、自尊心が崩れやすいです。
自己愛が強いので、自分だけなぜこんな目に?とか、上手くいかないのは自分以外のせい、世の中のせい、自分は悪くないと考えます。
客観的に自分をわかることができない人が多いです。
また、ナルシストの中には、表面的に自信満々なナルシストの他に、自分の努力が報われないことや自分はもっと評価されるべき等の不満を心の内に抱えている「隠れナルシスト」も多いです。
マキャベリスト
マキャベリストとは、マキャベリズムを信奉する人。マキアベリストやマキャベリアンとも言われます。
「マキャベリズム」とは、ルネサンス期の政治思想家でフィレンツェ共和国の外交官、ニッコロ・マキャヴェッリの著書「君主論」に由来した、どんな手段や非道徳的な行為も結果や目的のためなら許されるという考え方のことです。
目的のためなら手段を問わないため、目的や結果到達のためならば、人に愛想良くすることも嘘をつくことも自分を偽ることも平気です。
そのため、初対面では愛想が良くいい人そうに見えます。結果のために動くので、こまめに連絡することを厭わず、人の様子を見ながら行動します。
自分の結果のためや重要と考えることのためなら、嘘をつくことも平気です。さらには、人を操作しようとします。
自分は間違っていると思われることや自分が不利になることをとても嫌うので、自分が発した嘘でも平然と理屈を並べて正当化しようとします。
人に対しての文句や要求、理屈が多い、自分が有利に立ちたい、自分を正当化するなどがある人には注意したほうがいいでしょう。
まとめ
ダークトライアドの人は、自分以外の人への思いやりや気持ちの共感等が薄いです。
ダークトライアドなんて身近にまずいないでしょう?なんて思っていても、それぞれの特徴を並べてみると、意外と身近にいたり、自分の中にも似たような特徴が存在している可能性があります。
しかし、どの特徴も関わりを持ちたくなるような魅力的なものではありません。
夫婦、パートナーなど、身近な関係では特に思いやりや優しさ、気持ちの共感が重要です。