婚活で、価値観の合う人と結婚したいとか、あの人とは価値観が合わないから難しいなど、よく耳にする価値観という言葉。 そんな、婚活における価値観についてご紹介します。
価値観とは?
何に価値を認めるかという考え方。善悪・好悪などの価値を判断するとき、その根幹をなす物事の見方。(参照:広辞苑)
このように、価値観は善悪や好き嫌いの判断をするときの基準となることが多く、物事の捉え方であったり優先度の違いであったり、何を大切にしているかを指すときの目安。
価値観は変化する
上記のように、価値観は考え方の判断基準であるため、その時々のシチュエーションや時間、気持ち等によっても考え方は変化する。同じように、価値観も変化するものと言えるでしょう。
例えば、仕事にやりがいを感じて毎日仕事漬けのだったが、プライベートの時間も大切にするようになった。おうち時間が増えて、家での過ごし方が変わったなど。生活をしている中での変化はごく当たり前のことです。
全く同じ価値観の人を見つけるのは難しい
価値観、考え方の基準は厳密に数値化したり測ることは出来ないため、あくまでも目安。 なので、自分とまったく同じ、厳密に100%同一の価値観を持つ人を見つけるのは難しいでしょう。
価値観という言葉を多用しているものの、自分と好みが似ている、嫌いなものが同じだったなど、価値観が合っていると感じる部分はごく一部であることが多いはずです。
価値観が違っているからいい
以前、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に出演されていたタレントの所ジョージさんが、「奥様は厳しい方ですか?」という質問に対して、「厳しくないよ全然。俺全部言うこと聞くもん」というと、司会の明石家さんまから「(全部言うこと聞いているなら)厳しいねん」とツッコまれると、
「奥さんに例えば『俺はこう思う。こういう価値観だ』で、奥さんも同じ価値観だったらそれはもう俺じゃん。俺は俺と結婚しないから。俺と全然価値観違っている人と結婚してるんだから」と、奥様が厳しいからなんでも言うことを聞くのではなく、1人の人間として奥さんを受け入れていることを話し、スタジオから感銘の声が上がりました。
「俺は俺と結婚しないから」納得ですね。 そして、価値観が違うからこそ、奥様を受け入れていることや愛情を感じますね。
ちなみに所さんは、「妻の手料理が世界一私の舌に合っている」「綺麗な女なんかいないんだから。一人もいないよ。うちのかみさん以外」等をさらりと口にする素敵な愛妻家。素敵なご夫婦ですよね。
価値観が違うは好きになれないということ
では、お見合や交際終了の理由に価値観が違うからというのが多いのはなぜかというと、それは、そもそも、価値観が合わないのではなく、好きになれないので価値観を合わせる気持ちがないということに近いと思います。
価値観が合う合わないの前に、外見の服装、身だしなみ、清潔感、センス、肥満体系、身長、薄毛、口臭、髪型、しぐさなどに嫌と感じるところがあり、価値観を分かち合う地点にまでしっかりと気持ちが到達できていないことが多いのです。
逆に、ひとめ惚れの場合には、それらがクリアできているわけですから、相手と同じ価値観を見出そう、同じ価値観を一緒に作っていこうという行動にスイッチが入るのです。
しかし、すべての人が、一目惚れをされるわけではありません。むしろ少ないです。 清潔感や服装、体系は改善できます。改善しましょう。さらに、所さんのように、価値観が違う部分も優しく受け入れることが大切です。
一緒に新しい価値観を作る幸せ
人によっては、相手との少しの違いを不安に感じたり、嫌悪に直結してしまう人もいるかもしれませんが、完ぺきな人、自分と100%同一の人はいないということ、自分と好きなものや嫌いなもので共通点もあるけど、違うところもあるから一緒にいて楽しいということを受け入れてみてください。
お金や仕事、家事に対する価値観も結婚後に変わること、夫婦一緒に新し価値観を作る人のほうが多いです。 少しでも自分とは合わないから切り捨てる、価値観は既存のものをかたくなに守るではなく、結婚後、新しい価値観を一緒に作っていくことが出来ることも、結婚の幸せということを感じてみてください。