今、お見合い結婚が古臭いと感じる若い人はほとんどいないでしょう。
なぜなら、昔は両家や両親が決めていたお見合い結婚ですが、今は、男女当人同士がプロフィールを見て、理想の相手を検索して選び、お見合いをします。
理想の相手とだけ会える便利な婚活方法でもあるのです。
なので、若い人のほうが「お見合い=古臭い」といった概念がそもそもないので、気軽に利用する人が増えています。
そのため、昔よりも恋愛結婚に執着する人は減ってきたように思います。
恋愛や結婚において、最初から、理想に近い人と出会えるほうが嬉しいという合理的な思考も普及していると思います。
今回は、そんな気になるお見合い結婚での定義と、お見合いのマナーなど、お見合い結婚を成功させるためのポイントをご紹介します。
■お見合いの定義と流れ
お見合いは文字道理、男女を合わせる場。
でも、今と昔では大きくその内容は違います。
そんな、お見合いの歴史と現在のお見合いの流れについてご紹介します。
・お見合いの歴史
歴史上、お見合いの原型とされているのは鎌倉時代です。
武家の間で、政略結婚が盛んに行なわれ、結婚が両家の結びつきのために利用されていました。
この頃に、「中媒(ちゅうばい)」と呼ばれる男女を合わせる今の仲人のような役割の人が誕生しています。
江戸時代が終わり、お見合いは武家以外の一般人々にも普及してきましたが、それでも、今のような自由はなく、家同士の結びつきのためという目的が強いものでした。
戦後、高度成長期に入ると、女性も自由な服装で仕事を選べるようになり、趣味や職場野で出会ったり、知り合いなどに仲を取り持ってもらう方法が典型的な結婚相手の探し方でした。
この頃は、恋愛結婚よりも仲人式のお見合い結婚の方が主流でした。
更に当時は、仲人が縁談から結納、結婚式までを取り仕切り、全ての世話やき人として仲を取り持ってくれていました。
昔の映画やドラマなどでは、何冊ものお見合い写真を持って現れる世話好きの人が登場する場面などを見たことがあるかと思いますが、今では過去の光景です。
現代になるにつれて、地域や人と人との関係、コミュニケーションが世の中的に希薄になり、世話やき人、仲人をする人が減り、昔のようなスタイルのお見合いは激減することになりました。
・イマドキのお見合い
イマドキのお見合いは、親や親戚、知人に声をかけてもらう、または、結婚相談所などから自分で相手を探すところから始まります。
収入・職業・年齢など結婚相手の理想条件が合っている、又は、プロフィールを見て会ってもいいと思った人と、ホテルのラウンジや喫茶店でのお見合いをセッティングをします。
結婚相談所の場合、仲人の方で連絡を取り持つので、お見合い時にプライベートな連絡先を交換することはありません。
初対面の時にも連絡先の交換をしないのがほとんどです。
ただし、仲人の方針として最初から連絡先を交換することをお願いするケースもあります。(結婚相談所による。)
お見合いはプロフィールから効率的に理想の相手を探すことができ、条件さえ整えば一日に複数のお相手とお見合いをすることも可能です。
・イマドキのお見合い、結婚相談所は3つのパターン
「お見合い=結婚相談所」と思い浮かべる人も多いと思いますが、実は、そのサービスは大きく3つの違いがあります。
それぞれのサービスの特徴は以下の通りです。
1.仲人相談型サービス
サービス内容と安心度から、一般的にはこのサービスを結婚相談所と呼びます。
仲介相談型サービスは、登録者の中からあなたに合う方を紹介してくれたり、相談や結婚までの進行アドバイスを徹底的にサポートするサービスです。
一人ひとりにしっかりと専任担当者がついているのが特徴です。
紹介、デートのセッティング、交際中やプロポーズのアドバイスもあり、交際経験の少ない方や初心者でも安心です。
また、イマドキの結婚相談所はネットや専用アプリなどから相手のプロフィールを見ることが可能なので、自分自身で相手を選び申し込み、相手からの申し込みを受けます。
申し込み以外にも、自分たちで最初に会うセッティングなどをせず、担当者に全て任せることが出来るので、実際に会うまでの効率がよいのが特徴です。
サポートや手間がかからない分、ある程度の初期費用や書類が必要になります。
このサービスは法的上、対面での入会説明が必須なので、ネットだけで登録出来るところは、怪しいかもしれません。
しかし、その分きちんとした結婚相談所は、結婚への誠実さや真面目さを意識した人のみが登録しているので安心です。
2.データマッチング型サービス
結婚相談所、お見合いと宣伝されている大手でも、このサービスの場合があります。
プロフィールや写真を登録してマッチングをし、気になる人とメールのやり取りをして、自分たちで会うまでのセッティングをします。
または、担当者がついて、会うまでのセッティングのみを行なってくれるところもありますが、その後のサポートが薄く、結婚へなかなか結びつかないといったこともあります。
結婚までのサービスというよりは、出会わせるまでのサービスに近いです。
3.インターネット型サービス
インターネット型サービスは、登録、検索、マッチング、出会いの設定、交際、結婚までを男女が自身で行なっていくものです。
利用料金が安い分、仲人のような担当者サポートはありません。
また、公的書類が必要ないところ、公的書類の提出種類が少ないところなどがあり、気軽に始められる分、安心度は高くありません。
仲人型の結婚相談所と比べて、出会えても交際の発展や結婚へのつながりはかなり低くなります。
実は、結婚よりも、デート目的や友達を求めて登録している人もいるので、真面目に婚活している人にとっては登録者の結婚への意識が低いというのも難点です。
更に、近年、こうしたインターネット型の出会いでのトラブルも増えているのも事実です。
・結婚相談所入会とお見合いの流れ
ここでは、仲人型サービスの結婚相談所へ入会し、お見合い成立までの流れについてご紹介します。
入会手続き
結婚相談所は対面での入会、サービス説明が法的に義務付けられていますので、まず、入会を希望する結婚相談所で説明を聞きます。
入会の場合には、その後、結婚相談所の指定する免許証のコピーや、独身証明書、住民票などの書類を提出します。
結婚への意志が低い場合、男性は一定の収入がない場合などは、入会をお断りされる場合があります。
希望条件にマッチした人を探す
プロフィールや写真のシステム登録が完了したら、自身でパスワードの設定を行い、スマホやパソコン、タブレットから理想の相手を検索できるようになります。
これで、仕事で忙しい人でも、気軽に婚活が可能になります。
年齢、住まい都道府県、趣味、身長、職業、趣味などから、好みの相手を検索できます。
お見合いを申し込む
検索し、好みの人が見つかれば、お見合いを申し込みます。
お見合いでは、自らのお見合い申し込み、相手からお見合いを申し込まれる、担当者の紹介の3つのパターンがあります。
成功するほとんどの方は、自らのお見合い申し込みが多い人です。
日時と場所を決める
お見合い申し込み、申し受けの返事がオッケーならば、男女双方でのお見合い承諾となり、お見合いが確定されます。
担当者かシステム上で希望日時や場所をいくつか送信すれば、あとは双方の担当者がお見合いの設定を行ないます。
通常は、4つ星以上のホテル(プリンスホテル、シェラトン、コンチネンタル、帝国ホテル、ヒルトンホテル、東急ホテル、ニューオータニなど)のラウンジで行なわれることがほとんどです。
そのため、人気のラウンジは週末になると、お見合いで込み合っている場合もあります。
お見合いでの待ち合わせ
当日は、待ち合わせ場所に当人同士がそれぞれ自分たちで向かい会います。
結婚相談所によっては、初回やオプションなどで担当者が最初の顔あわせのみ立ち会う場合もありますが、そうすると、いかにもお見合いしている雰囲気が周囲にバレバレで緊張するので、そのサービスがあってもあえて希望しない人も多いです。
事前にプロフィール写真をよく見ておき、待ち合わせ時間よりも前に、その場所にいることが必然です。
遅刻や少し離れたところに立っているなどの行為は印象が悪くなりますので注意しましょう。
お見合いでの会話
お見合いの時間は約1時間です。
初対面では自己紹介などで最初の時間を使ってしまいます。
その後、効率よく相手と共通の話題で盛り上がるには、事前にプロフィールを呼んで会話の引き出しを心の中に用意しておくことが大切です。
また、結婚相談所では担当の仲人やカウンセラーがいるので、服装や所作などのアドバイスをきちんともらっておくことも成功の秘訣です。
お見合い終了後
お見合いが終了するころ、男性はお茶代をお支払いし(※各結婚相談所による)
建物入り口までのお見送りをしましょう。
男女共に、お見合いでお越しいただいたことへの感謝の気持ち、お礼をきちんと述べましょう。
この時、相性が合わない、合うに関係なく、お見合いの最期のあいさつは大人としてきちんと礼儀正しくしましょう。
「今日はお会いいただきありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。お気をつけてお帰りください。」
お見合い後、スムーズに担当者へ、もう一度会う、会わないの連絡をします。
男女共にもう一度会うの返事であれば、また、お会いしていただきます。
このとき、男性から、当日か翌日に電話をしてもらい、次に会う約束をしてもらいます。
■恋愛結婚とお見合い結婚の違い
お見合いの歴史や流れを説明させていただきましたが、お見合い結婚に不安がある人への疑問についてのご紹介をいたします。
・お見合いでも恋愛はできるの?
「お見合い」というのは、出会いの形式、出会い方のひとつに過ぎません。
たとえお見合いで出会った後でも、何かの形式に縛られるようなことはありません。
知人の紹介やサークルなどで出会った後に、男女ふたりが恋愛をして気持ちの距離を深めていくという交際やデートの流れには違いはありません。
お見合いをして意気投合しても、次の日すぐに入籍同居するようなことはありませんので、お見合い後、お互いのフィーリングをより深める交際期間、恋愛期間をみなさん経験し結婚へとつなげています。
今、インターネットの普及により、出会いの形式も様々になってきました。
逆に今、出会いサイトで知り合ったことを知られたくないという人もいるので、そういった場合で知人の紹介などが難しい場合には、結婚相談所を頼るのがいいかもしれません。
・お見合いはプロポーズが成功しやすい?
結婚相談所のお見合いからの出会いでは、その後の交際での不安やプロポーズまでをアドバイス、サポートするので、まず、プロポーズ時期を見誤ることはほとんどないと思います。
お互いに結婚への希望、意識が高い男女が出会って交際をして、結婚についてもスムーズに会話していくので、逆にいうと、結婚相談所でのプロポーズは成功しやすいといえるでしょう。
・お見合い結婚は離婚しにくい?
恋愛結婚に比べてお見合い結婚のほうが離婚しにくいという説もあります。
一般的には、恋愛結婚よりも、お見合い結婚のほうが出会ってからの交際期間が短いといえるでしょう。
それは、お互いが出会った時点での結婚への意識が、双方、お見合いの方が高いからです。
例えば、恋愛結婚の場合、ある程度の交際期間が過ぎた時に、男女のどちらか、または双方で結婚を意識することが多いと思います。
しかし、ここで、気持ちや考え方の違いにズレを感じると結婚への意識がダラダラするだけではなく、結婚を意識した方にとっては残念な気持ちと「結婚を真面目に考えていないのは、自分のことをあまり好きではないから?」という不信感を生むことになります。
この小さな不信感が心のどこかに微かにでも残っていると、結婚後、数年たっても、何か起きたとき「そもそも結婚に真面目じゃなかったんじゃないのか?」という疑心暗鬼にも繋がりかねません。
更に、長く交際期間を経た恋愛のカップルの場合、ようやく結婚ができた、結婚がゴールになってしまい、結婚後の生活が交際中とも変わらず、マンネリを感じやすくなってしまいます。
しかし、お見合い結婚の場合は、交際期間にダラダラした時間がないため、結婚はスタート、新しい環境、新しい生活、時間と考える気持ちが生まれます。
この、結婚後にマンネリ期が早い遅いの違いは、離婚に大きく関係しているかもしれません。
・お見合い結婚で後悔しないために
お見合い結婚でのメリットについてたくさんお話させていただきましたが、その全てが上手くいくわけではありません。
その中で多いのは、外見、年齢、年収などの理想条件だけを重視して結婚してしまうことです。
お見合いは理想の条件の相手に出会いやすいというメリットがありますが、それに固執してしまうと、お互いに歳を取った時、10年後、20年後、外見や生活に変化が起こったとき、愛情を維持していくことが出来なくなってしまうかもしれません。
若さやお金、顔を重要と考えても、それは絶対的に継続する、維持できるという保証はどこにもありません。
結婚はお互いの愛情を深め、安心できる家庭を築くことです。
これをきちんと理解しあえたみなさまは、素敵な結婚をされています。
■まとめ
恋愛結婚、お見合い結婚、どちらにも向き不向きはあるでしょう。
婚活方法において、共通して、これが絶対!100%成功するというものは存在しません。十人十色なのです。
出会いは人と人とのつながり、結婚はその後の深まりです。
お見合いは、出会いや結婚にいい加減な人、不真面目な人は登録されていないので、婚活をしている人にとっては安心感があります。
パーティやサークルに行っても、はたしてそこに、自分の理想条件の人がいるかどうかはわかりません。
結婚相談所での出会いはその点、とても効率的な方法です。
さらに、結婚相談所での婚活は、今まで婚活で上手くいかなかった人、婚活初心者、婚活疲れをしてしまった人にも、担当者がそれぞれにあった婚活を丁寧にサポートしてくれます。
ブランセルでは、皆様の婚活でのお悩みにお答えし、ご希望に合った幸せの形をご提案いたします。
お見合いに関してはもちろん、恋愛や出会い、結婚前、結婚後に関するあらゆる疑問やお悩みにしっかりとお答えさせていただくことで、皆様の不安を取り除き、安心して出会いをお探しいただくことが可能です。
「一度、話だけでも聞いてみたい」という方、まずはお気軽にお問い合わせください。
ブランセルで自分に合った方法で幸せの形を手に入れましょう!