結婚相手に求める理想条件で、昔、1980年代末のバブル時期に流行した言葉で「三高」いわゆる、高学歴、高収入、高身長というものがありましたが、それから40年以上が過ぎ、時代と共に社会全体、世代と共に結婚相手に求める理想条件も大きく変わってきました。
結婚相手へ求める条件のトップは男女ともに「性格」
結婚相手へ求める条件の調査では、男女共に1位が「性格」という結果に。
その後の順位は、女性は、2位 価値観、3位 金銭感覚。男性は、2位 相性、3位 価値観。(参照記事:CanCan.jp「結婚相手に重視するのは性格って本当?初デートで見られているポイントや結婚の決め手」)
この順位のトップ3内に昔の三高は入っていないのです。
特に女性は男性に対して、優しく、思いやりがあり、穏やかな性格、好みの合う価値観、借金や派手な金遣いをしない金銭感覚。と、安心できる平穏な性格で同じ価値観や好みで一緒にいて楽しい時間を過ごせる相手を求めているのです。
短気やイライラ、ハラスメントは嫌われる
今の世の中、多くの人がストレスを抱えている、ストレス社会とも言われています。だからこそ、生活を共にする結婚相手は癒され、安心でき、楽しくいられる人がいいと感じることがなおさら強くなっているのではないでしょうか。
近年、ニュースなどでもあおり運転の事故や映像を多く目にします。自身のイライラ、短気で他人をあおる行為により、人の命が奪われるような事故も起きています。
車の事故でなくてもイライラや短気の被害を受ける側は、大きなダメージや嫌な気持ちを受けてしまいます。
また、様々なハラスメントも社会問題となっています。
キャリア・転職メディアの「ミチサガシ」がパワハラを実際に受けた人へパワハラをする人の特徴を聞いた調査では「短気な性格」というのが1位トップでした。(参照:
そして、近年の離婚理由で多いのも家庭内ハラスメント、モラハラです。モラハラは言葉の暴力とも言われています。
しかし、実際には、物理的なダメージよりも大きなダメージを精神的に受けることが多く、それが、体へ影響を及ぼし、病気やPTSDになったり、精神に異常を生じる可能性もあります。
本人はちょっとした気持ちで行ったあおり運転が大きな事故になるように、日常で人に対するイライラや短気、あおり、ハラスメントをする人は相手や周囲の人の心に大きなダメージを与えていることに気づいていません。
怒りっぽい、短気やイライラする性格の人、上から目線の物言い、ハラスメントをする人からは、結婚条件に求める、優しさ、思いやり、気遣い、穏やかさが感じられません。そんな人とは結婚する気にはなれません。
「三等」と「三しない」が好まれる
昔の「三高」という流行語に変わる今に合った結婚条件の言葉が色々と出てきています。その中に「三等」と「三しない」というものがあります。
三等というのは、ハラスメントや男女差別のない男女平等、家事、育児の平等、夫婦共働きが普通の現代において年収の対等、相手との年齢差はほぼない方がいい年齢の同等といった、平等、対等、同等の3つの等のことです。
特別な年収や特別に整った外見を求めず、平凡がいい、普通の方が安心するといった希望がそこにはあるようです。
また、三しないというのは上から、1.暴力しない、2.借金しない、3.浮気しない。の3つのしないです。
一番嫌われているトップは「暴力」です。これには、上記の言葉の暴力、ハラスメントも含まれていると思われます。
優しさや思いやりが重視される
昔の古い考えのまま、三高を希望することや年の離れた若い女性を希望したり、外見や職業や学歴重視等では今、婚活は難しいでしょう。
そして、今は優しさや思いやり、気遣い、穏やか、丁寧などの性格が結婚条件として重視されているため、短気やイライラ、怒りっぽい、上から目線、ハラスメントといった性格はとても嫌われます。
これらの嫌われる性格は、デートの時だけ繕っても、ふとした時にバレてしまうものです。普段から人に優しく、思いやりを持ち、穏やかでいることを心がけた方が良いです。
成婚したご夫婦へお相手のどんなところが結婚に繋がったかと尋ねると優しいところ、いつも穏やかなところ、自分にもまわりにも思いやりがあるところといった回答をたくさんいただきます。
いつも、優しさと思いやりを大切にし、素敵な出会いを実らせましょう。