結婚と離婚を経験したバツイチの人にとって、結婚のいい部分と夫婦の苦労を知った上で、新しい結婚に幸せを願うことは自然なことです。パートナーのいる安心感や癒し、安らぎ、気持ちの安定など、結婚によって得られる幸せを知っているからです。そんな、バツイチの人の再婚とその成功ポイントについてお話しします。
▪️バツイチの再婚とは?
現在、日本では夫婦の三分の一の割合で離婚が発生していると言われています。しかし、再婚は年々数を増やしています。その理由についてお話しします。
1.日本の離婚率
離婚率は、年間離婚届出件数/人口1,000人という計算式で割り出されています。
厚生労働省が発表しているデータから、平成29年度の離婚件数(21万2,262件)、日本の人口(1億2,464万8471人)を計算式で算出すると、日本の離婚率は1.70%です。
そして、平成29年度の年間婚姻件数は60万6,866件、年間離婚件数は21万2,262件です。
ここから計算すると夫婦の3組に1組が離婚していることになります。(参考:厚生労働省「平成29年人口動態統計(確定数)の概況」)
1.結婚の4組に1組は再婚
離婚も増えれば、再婚数も増えます。
夫婦のどちらかが再婚、または、男女ともに再婚、という再婚夫婦は、1975年以降は数を増やしており、平成21年には全婚姻数の25.9%(707734組中183254組)になっています。
結婚した夫婦の4組に1組は再婚になっています。
これには、離婚をした人、バツイチへのネガティブなイメージが昔よりも減り、再婚しやすくなってきていることが理由の一つでもあります。
▪️バツイチの再婚は難しい?
バツイチの再婚が難しいと言われている理由についてお話しいたします。
1.子持ちと子なしで変わる
バツイチでも子なしであれば問題ないという人は多いのですが、子持ちの人と結婚した場合には、相手が初婚だと突然に子持ちになるわけですから、再婚相手は子供も迎え入れる心構えも必要になってきます。結婚相手に子供がいる場合には、それをデメリットと考える人は少なくありません。
また、バツイチ子持ちで再婚する側も子供に心理的な負担を強いないよう、配慮しつつ再婚を検討する必要があります。
2.養育費の問題
子持ちバツイチ男性との結婚を考える女性にとってまず気になるのは養育費の問題です。
結婚後の生活に経済的に影響するのではないかという心配です。
養育費を払い終えている男性であれば問題はないかと思いますが、養育費を負担している最中の男性の場合、それを再婚後の経済負担にはならないという安心感を女性に持ってもらう必要があります。
3.離婚の理由が気になる
再婚の人と初婚の人が結婚する場合でも、再婚者同士が結婚する場合でも必ず気になることは、その離婚理由についてです。
離婚自体は決してポジティブなことではないので、結婚する時、相手はその理由を気にします。
ギャンブルや借金、暴力など、結婚には向かない理由や性格なのではないかという心配です。
ただ、離婚の理由で一般的に一番多いのは、価値観の不一致です。その場合でも、再婚したい相手にはその内容を隠さずに誠実に相手に話すことが良いでしょう。
▪️バツイチは人気!?その魅力とは?
離婚も経験と考えると、結婚を経験した人には魅力的な部分がたくさんあります。その理由についてご説明します。
1.バツイチ男性の魅力
離婚を失敗と考え学んだ、または、一つの経験と捉えた男性には懐の広さや精神的な強さ、寛容さが身につきます。
また、夫婦の喧嘩やトラブルを経験しているので、喧嘩になりそうな時の対処法や少しくらいのことなら容易に許せる優しさを持っています。
そして、モテを考える独身男性のように、若いだけの女性や見た目重視、ドキドキするような恋にガッツくようなことはありません。
外見や年齢的な理想を追い求めずに、女性の内面を見て判断してくれます。
2.バツイチ女性の魅力
結婚を経験した女性の魅力は、家事を経験済みなので結婚後の生活に安心が持てること、そして、家庭的な優しさをすでに身につけていることです。
ときめく恋に憧れている女性と違って、再婚を望む女性は、男性に刺激的なことを求めるのではなく、次は失敗しない、安定した幸せを求めるはずです。
外見での一目惚れから結婚へ、そして離婚をしてしまった女性などは、次に結婚する男性へ求めるのは、外見のかっこよさではなく、優しさと包容力です。
特に、子持ちの女性の場合には、男性の外見よりも、優しい性格の男性で子供に対しても優しく接してくれる人という部分を重要視するものです。
また、家庭を持った経験のある女性は気遣いの視野が広いので、付き合っているときも一緒にいる時間が安心できると思います。
▪️バツイチでも短い期間で結婚するには?
バツイチの人が再婚を考える理由で多いのが、一人になってしまった「寂しさ」です。寂しさや孤独は長くなればその分、精神的な不安にも繋がってきます。そして、最初の結婚で時間を使っているので、戸惑っていると年齢的にどんどん再婚に不利になってしまいます。バツイチの人こそ早く再婚に向けて行動したほうがいいと言えます。そのポイントをご紹介します。
1.慎重になりすぎない
1度離婚を経験した人は、それを失敗と考え、次は失敗しないようにと新しい結婚に慎重になってしまうことが多いです。
しかし、慎重になりすぎて、行動やアプローチが控えめになってしまっては、再婚は成功しません。
バツイチだからこそ、前の結婚経験を活かして、積極的に婚活を進めましょう。
2.外見の自分磨きを怠らない
結婚を経験した人は初婚の人よりも恋愛に落ち着きがあります。
それはとてもいいことなのですが、そこに、外見のおじさん化、おばさん化した外見要素があると、マイナス要素になってしまいます。
バツイチだからこそ、外見がイマイチだと再婚はできません。服装、清潔感、髪、肌、体型など、外見の魅力は最大限に磨いておきましょう。
3.若い人や外見を求めすぎない
バツイチの人の魅力は、外見でなく相手の内面を理解してくれるという所にあります。
性格が合わずに離婚をしたのに、内面ではなく、若い女性やイケメンばかりを追っているようでは本末転倒です。
4.前妻前夫との話をしすぎない
バツイチの人で失敗しがちなのは、離婚理由を聞かれたついでに、前妻または前夫の話をしすぎてしまうことです。
色々な思い出話をしても相手はそれを「まだ好きなのかな?」と勘違いしてしまうかもしれません。
または逆に、離婚相手の悪口を言いすぎるのもマイナスイメージです。
5.常に明るくポジティブでいる
離婚してから時間があまり経過していないと、離婚のダメージを引きずってしまいがちですが、ネガティブや暗い気持ちのままだといい出会いはやってきません。
出会いの場だけではなく、仕事や普段の生活時にも明るく前向きな気持ちでいることを心がけましょう。
いい出会いを掴む、交際につなげるためには、明るい笑顔が一番です。
でも、人に魅力的と思われるような笑顔は、普段から身につけておかないと自然に笑顔は出せません。
6.優しさと懐の広さをアピール
バツイチなのに心が狭い人と思われてはいけません。
バツイチだからこそ、その魅力の理由でもある、寛容さ、優しさ、気遣い、懐の広さを最大限にアピールしましょう。
7.こだわり概念を捨てる
この年齢でないとダメ、顔が整ってないとダメ、同じ趣味でないとダメ、この学歴や家柄、職業でないとダメ等の初婚独身者と同じような理想条件やこだわりでは、バツイチの再婚はうまくいきません。
相手の内面を重視した広い視野と優しい気持ちで出会いを求めましょう。
8.ひとつひとつの出会いを大切にする
バツイチの再婚は決して容易ではないことが現実です。
若く、独身だった頃とは違うのです。
どんな小さな出会いでも安易に考えずに、思いやりを持って接し、相手のいいところをどんどん見るようにし、ひとつひとつの出会いを大切にしましょう。
▪️まとめ
20代独身者にはない魅力が、アラサー、アラフォーのバツイチにあります。
その魅力と感じている部分の多くは「外見よりも内面を理解してくれる」「落ち着きがある」というところです。
バツイチで結婚攻略、再婚したい!と思ったら、その部分を最大限に意識し、自分磨きを怠らないようにしましょう。
恋愛結婚、通常結婚の離婚率は約30~45%と言われていますが、結婚相談所での離婚率は約10%と言われています。
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