こんにちは
結婚相談所ブランセルです。
先日、一昨年にご成婚された女性とお食事をしながらお話を楽しんできました。
ご成婚され、ご入籍、引越し、結婚式、挨拶めぐり等のバタバタがひと段落して、ご夫婦としての生活も定着してきた頃のご成婚OBさんたちのお話が聞けるのもとても嬉しいです。
実は、少し落ち着いた頃の方が、婚活に一生懸命だった頃の自分自身を俯瞰して見れるので、ご成婚時には口にできなかったことも「あの頃は〇〇だった」等、ご成婚すぐの時よりもこのくらいの時期の方が、今の夫婦生活のお話と合わせて、あの頃を振り返ったピンポイントな話題をいい思い出としてお話していただけることが多いので嬉しいです。
今回は中でも、彼女が彼のことを好きになったとあるきっかけを教えていただけました。
メイクの苦手な女性も多い
30代後半アラフォーの彼女は、明るく優しい性格。色白に小さめの鼻とクリッとした丸い瞳の可愛らしい女性。
入会時、彼女はお見合いの身支度にとても不安を感じていました。それは、自身のヘアメイクです。
彼女はふだん、仕事柄、メイクはほとんどすることができません。そのメイクに普段なれていないせいもあり、メイク道具は一通りあるものの、メイクは苦手です。
こうした女性は意外と多いです。女性がみんな、メイク好きやメイクが得意なわけではありません。彼女もそのうちの一人で、いつもセルフメイクに自信がありませんでした。
プロと素人のメイクの違い
彼女は婚活のために自身でメイクの練習もしましたが、結婚相談所へ入会時、フォトスタジオでプロの方にしてもらったヘアメイクの仕上がりが自身でメイクしたものよりはるかにいいことに感動しました。
さらに、その写真撮影の後に友人と食事へ行ったのですが、まず友人に「いつもと雰囲気違う。すごく綺麗。」と言われてびっくり。その日、帰宅し鏡を見るとほとんどヘアメイクが崩れていないことにもさらに驚きました。
彼女は決して濃いメイクをしたわけではありません。至って普通のナチュラルメイクをフォトスタジオでメイクしてもらいました。
化粧は土台、下地作りやファンデーションやカラーパウダーののせ方でも印象は大きく変わってくるのです。
さらに、婚活で人気の髪型、毛先をふんわり巻く技術は慣れていないとなかなか上手くいきません。
自身で行うヘアメイクよりもプロにしてもらったヘアメイクの方が、出来上がりも持ち具合もいいのです。
彼女は、お見合いは必ず美容院でヘアメイクをして向かうことを決めました。
ヘアメイクは時間とお金がかかる
プロのヘアメイクにどれくらいの時間とお金がかかるか理解している男性は少ないのではないかと思います。
メイク化粧と髪のセットを合わせたヘアメイクで、大体1万円前後の料金がかかります。
ちなみに、結婚式のヘアメイクの平均は7.5万円です。それに比べたら安いですが、やはり、日中だけのもので、夜にはメイク落としでキレイさっぱり洗い流してしまうものと考えると決してお安いものではありません。さらに、時間も1〜1.5時間ほどかかります。
彼女がお見合い前に美容院へヘアメイクへ行く場合、家から美容院までの移動、そして、ヘアメイクの時間、お見合い場所へ向かう移動時間、これらを合わせると、そのままお見合い場所へ向かうよりも2.5〜3時間余分に早く家を出なければなりません。そのため、午前中の早時間のお見合いでは、美容院をオープン時間前に特別に開けてもらい早朝料金が追加されます。
彼女はキレイなヘアメイクで安心してお見合いへ向かうために、時間とお金、そして、移動の手間がかかっています。
男性へ美容院へ行ったことは明かしたくない
これほど時間や手間をかけて整えたヘアメイクですが、彼女はプロにしてもらったということをお見合い男性に話すことはしませんでした。
入会後すぐのお見合いで、男性はホテルラウンジカフェの席を確保するのに1時間前にきたことまず話始めました。彼女はそれについて感謝とお礼を告げましたが、彼から「男性はお見合いの席確保で苦労しちゃうんですよね。」とさらに言われ彼女はマウントされていれていると感じました。そして、思わず「女性は身支度で時間かかるので苦労するんですよね。私はお見合い前に美容院へ行くので、実は今朝、3時間半前に家を出たんです。」というと彼は驚いていました。いうまでもなく、このお見合いは次にはつながりませんでした。
もしも、女性なのにメイクが下手なの?プロにしてもらってその程度の顔なの?と思われるのが怖かったことと、このお見合いの時のように自分がお見合いのために時間やお金をかけたことを言ったら、上から目線、マウントになるのではないかと心配したからです。
実はこれ、自宅で自身でヘアメイクをされた女性でも、じっくり時間をかけたとは言わない人が多いです。例え、1、2時間ヘアメイクに時間をかけても、簡単なメイクとか、パパッとしかしていません等いう人が多いですが、厚化粧とか、念入りと思われたくないという女心もあるでしょう。
感動したアラフィフ男性の言葉
彼女は9人目の男性とお見合い。最初のご挨拶と自己紹介をしましたが40代後半(ほぼ50)アラフィフの彼は30代の彼女にとって、年齢的に少しおじさんに感じてしまいました。
話をし始めると、彼はまず「とてもお綺麗ですね。そのブラウスの色も素敵でよくお似合いです。自分、その色すごく好きです。メイクと合わせられてるんですね。髪型も素敵ですね。」とたくさん誉めてくれました。さらに
「女性の化粧や髪型のセットって大変ですよね。帰って洗顔も石鹸でパパッとじゃないでしょ。男性よりも時間かかるし、ほんと、大変だと思う。」と言われて彼女は
「え、でも、男性もお見合い時に席の確保で早めにきていただいてるし、大変ですよね。」というと
「女性の手間に比べたら、席待ちくらい全然大したことじゃないですよ。私なんかに会うために時間かけていただいたことの方が感謝大きいですよ。だって今俺、こんな綺麗なな女性とお茶できてるんですよ。」と笑ってくれました。
彼女はそれを聞いた瞬間、心の中にあった壁のようなものが崩れ、気持ちが軽くなりました!この人すごい!神!?と感じたのだと言っていました。
メイクが苦手でいつも苦労していても、誰にも気づかれず、マウントにまで遭遇してしまった彼女の心に響いたのです。
彼女は、この人はきっと自分のことを理解してくれる、共感してくれるに違いないと感じたそうです。
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