「恋愛と結婚は別」とよく耳にします。
「恋愛結婚」とは、恋愛を経て結婚することです。
一般的に、恋愛の延長上に結婚があると考えるものです。
誰でもできれば、好きな人と幸せな結婚がしたいですよね。
でも、結婚となると、そう簡単には決断できません。
では、恋愛と結婚は具体的にどんなことが違うのでしょうか?
今回は、恋愛と結婚の違いを掘り下げていき、結婚相手に求められるポイントは何なのか?をご紹介します。
交際中に知っておくことで、結婚する前の不安やお悩みを解決し、お役立ちできたらと思います。
■恋愛と結婚は同じ?
「恋愛と結婚」は切っても切れない関係である一方、「恋愛と結婚は別物」なんて話も聞きます。
人それぞれに考え方が違いますが、男心と女心の認識の差でも大きく違ってくるようです。
また、年齢によっても考え方が変化してきます。
では、両方を経験している既婚者たちは、実際のところ「恋愛と結婚」の違いをどう捉えているのでしょうか?
・恋愛の定義
恋愛とは、特定の相手に対し、性的欲求を含んだ信頼関係を持ち、お互いを特別で大切に思うこと。
もしくはそういう関係になりたいと願うこと、それら一連の気持ちやそれに付随する行動などを指します。
その他、一般的な「恋愛」の定義はどんなものがあるのでしょうか?
相手を好きになること
相手のことを好きになることから恋愛は始まります。
お互いが好きだという気持ちが恋愛だという考えです。
楽しみを共有できる
好きな人と一緒にいると、幸せな気分になったり、楽しい気持ちを共有したいと思うようになります。
相手を大事に思う気持ち
相手のことを自分より大事に思えたら、素敵なことです。
自分にとって大切な人だということになります。
日々の活力になる
好きな人ができることで、他のことでも頑張れてしまう人は多いです。
恋愛すると、生きていく上での活力源にもなります。
自分を成長させる
自分のことも相手のことも知ることで、成長できるのが恋愛という考えです。
結婚のための準備期間
将来に向けて真剣なお付き合いをしている人も多いです。
いきなり結婚するよりも、恋愛期間に相手との相性を見極めたいと感があるのでしょう。
・結婚の定義
結婚とは、夫婦になること。婚姻(こんいん)があり、社会的に承認された夫と妻の結合を指します。
恋人にはドキドキ感や一緒にいて楽しいと感じることが大前提のようですが、結婚の定義はどうでしょうか?
生涯のパートナーと生活すること
結婚の第一歩は、一緒に暮らすことから始まります。
恋人とは違って簡単に別れることはできないので、生涯のパートナーだと言えるでしょう。
家族になること
夫婦になるとことは、家族になるということ。
子供が生まれたら、家族が増えます。
お互いが受け入れ合い、助け合うという関係になります。
支え合う
結婚し、一緒に暮らしていくということは、どんなことがあってもお互い支え合いながら生活していくということです。
責任を持つこと
夫婦になると、お互い好き勝手に生活はできなくなります。
二人とも未来に向けて、一緒に歩んでいく必要があります。
我慢する
これから長い時を一緒に過ごす中で、楽しいことだけばかりではありません。
少しの我慢や許容も必要です。
■恋愛相手と結婚相手の違い
恋愛はただ単に、男女の恋愛関係を楽しめる段階で、この段階では、将来のことはあまり気にせずにお互いの過ごす時間が有意義なものなら、二人の恋愛スタイルは何でもいいといえます。
でも、結婚ともなるとそう簡単にはいきません。
自分と相手の人生を左右する関係になるので、周りの評価も変わり、どちらかが病気や怪我を負えば、しっかり面倒をみていく覚悟も必要になります。
そのため、「この人となら、死ぬまで一緒にいられる」「一生涯そばにいたい」と心の底から思えるような相手じゃないと、結婚後の人生が180度変わってしまい、後悔を重ねてしまうことになります。
では、そんな恋愛相手と結婚相手に求めるものはどんな違いがあるのでしょうか?
・恋愛相手に求めるもの
恋愛とは、相手のことを好きだと思う気持ちや一緒にいて楽しいと思う気持ちがあり、一生を共に過ごすパートナーになるための準備期間ともいえるようです。
まずは、恋愛で恋人に求めるものは何なのでしょうか?
価値観
恋人と同じ価値観を持つことで共感を得ることができ、より深いお付き合いができます。
思いやり
思いやりを持てない恋人同士は長続きしないでしょう。
お互いに思いやって、一緒に成長していけたら最高の関係です
刺激やドキドキ感
これぞ、恋愛の醍醐味でしょう。
たまにしか会えないと、会えた時のドキドキ感が嬉しいと感じるものです。
優しさ
優しさは人付き合いの上で何よりも大切です。
好きな人に優しくしてもらえたら、特別に嬉しいですよね。
また、恋人と一緒にいると安心感も得られます。
安らぎ
お付き合いを長続きさせるポイントは安らぎや安心感ともいえるでしょう。
楽しさは友達や家族でも楽しめますが、安らぎは恋人ならではかもしれません。
・結婚相手に求めるもの
結婚は、恋人とは違って、結婚すると楽しむこと以外にお互い支え合ったり、未来に向けて一緒に歩んでいくなど、運命共同体のような関係になるようです。
では、結婚相手にはどんなことを求めるのでしょうか?
経済力
これは女性に圧倒的に多かった回答です。
子供や家など、将来のことを考えて安定した生活を送りたいと考える人が多いようです。
思いやり
一緒に暮らす上で絶対に不可欠なものです。
いくら好きな人と言えど、元々は赤の他人なわけです。
思いやりが持てない人と一緒に生活するのは難しいでしょう。
価値観
小さなズレがやがて大きくなることもあります。
これから長い時間を過ごしていくので、ある程度価値観が合うことも大切になってきます。
家族を大事にする
結婚生活を続けていくためには努力も必要です。
子供が生まれたら、子供と過ごす時間も大切にしてほしいという考えでしょう。
安らぎや安心感
安心して暮らせるのは大事なことです。一緒にいて安らげる関係は理想的です。
家にいても安らげない、居心地が悪いのでは長続きしません。
・恋愛と結婚に求める決定的な違い
価値観や安らぎなどは恋人に求めることとあまり変わりませんが、経済力や家族を大事にすることは結婚ならではの考え方といえます。
では、恋愛相手と結婚相手に求めるものの中で決定的な違いは何なのでしょうか?
責任が伴う
結婚すると、責任感や家族のことを思い合って生活するなど様々な責任が求められます。
責任も世間体もあるので、結婚前のように自由に遊んだりはできません。
価値観が合わなかったり、うまくいかなければ自由に別れられる恋愛とは大きく違います。
恋愛は「二人」結婚は「家同士」の関係
恋愛は二人だけのプライベートな関係ですが、結婚は「好き」という気持ちだけでは成立しません。
結婚は愛情を持ちながらも、家族親族まで含んだ法的関係の側面を持つ面で大きく異なります。
結婚は自分たちだけではなく、お互いの家族との付き合いも大事になります。
家族同士での相性を考えることも大切です。
将来を見据えて経済的にも支え合える相手か
「相手の経済面を重視するかどうか」というのは結婚と恋愛の大きな違いの一つです。
独身時代のお金は自分のもので、自分のために稼ぎ、自分のために自由に使うことができます。
しかし、結婚をするとそれは「家族」のお金に変わります。
恋愛中は奢ってもらうことがあっても、結婚となると家族全員に関わってきます。
そのため、経済的な格差がありすぎる場合、どちらかが窮屈感を感じてしまうこともあります。
「家族」として経済的にも支え合える相手かどうか、ということも結婚相手を選ぶ際のポイントになります。
結婚生活はどんなことが起こるかわかりません。
初めのうちは不安や心配をあまり抱いたりしないものですが、重要なのは、それが崩れた時です。
何らかの原因でうまくいかなくなった時、どんなことがあってもずっと一緒に生活していけるかどうか見極めることはとても大切なことです。
外見よりも中身を重視
いくら見た目が好みだとしても、価値観が合わなかったり、理解できない部分が多いと、一緒に暮らしていく中でストレスが溜まってしまいます。
もちろん外見が良いに越したことはないですが、結婚はそれだけでは済まないということです。
人柄やある程度の経済力がないと、生活していけません。
最終的に選ぶ相手はやはり「性格」の良さ、「価値観」が合うかどうかが重要です。
どんなイケメンや美人でも、チャラチャラしていたり、プライドが高かったり、自分のことしか考えていない、お金にルーズで貯金が全くない、仕事を転々としている…というような人と結婚をしたいと思いませんよね。
性格や価値観の相違などは、出会ってすぐには見えにくいものです。
だからこそ、じっくり時間をかけても、その部分を知っていく必要があります。
つまり、最終的には性格や価値観が重要であると考えている人が多いのです。
恋愛は「今」結婚は「将来」を意識
恋愛は「今」が楽しければ良いですが、結婚となるとそうはいきません。
どれだけ好きでも、先が見えない相手とは別れることになるでしょう。
恋愛では、ドキドキしたり、時々不安になったりする相手でも、相手を思って一喜一憂するその瞬間は楽しいと感じるものです。
しかし、結婚するなら「これから先、一緒にいて安心できるかどうか」がポイントになってきます。
このように、結婚は今一緒にいることが楽しいだけでは、生活は成り立ちません。
お互いに信頼できて、覚悟を持って生活していくことが必要ですよね。
また、経済力だけではなく、ちゃんと生活をしていく能力も必要です。
ひと時の楽しさやドキドキだけではなく、将来を見据えて、結婚相手には一生を共に過ごしていく責任感や覚悟、同時に生活力や経済力なども必要になります。
恋愛よりも結婚の方が背負うことが多く、様々なしがらみも生まれます。
大変なことも多くなりますが、恋愛よりも幸せだと感じることも多いはずです。
結婚すると、恋人関係の時よりもより強固な結びつきが生まれます。
心の支えになってくれる場所が持てるのは、人生の中でも大切なことです。
・好きだけど結婚となると違う
結婚は人生で大きな選択の一つです。
結婚生活という未来の生活スタイルは想像することが難しく、「本当にこの人でいいのだろうか?」とか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
好きという強い気持ちがあっても、迷ってしまうのは当たり前のことです。
大切なことは、その迷いの原因となる不安を取り除き、その不安を乗り越える方法を知ることです。
ここでは、結婚に迷った時、悩んだ時に解決するヒントをご紹介します。
素直に話し合う
結婚生活の中では、話し合いが必要な場面がいくつも出てきます。
家事や生活費、お互いの両親の世話や子供が産まれたら教育方針、家の購入や引っ越し、転職など大きな決断を迫られる時など、幾度もの話し合いが必要になってきます。
また、結婚後は主に男性が家計を支えるのか、共働きで稼ぐのか、その辺りの価値観や考え方のすり合わせも重要なポイントです。
家庭全体の収入は、その後の人生設計に関わる大切な項目なので、将来を見据えてしっかり計画していく必要があります。
こうした場面で、本音できちんと言い合える仲でなければ、話し合いのたびにストレスを抱えてしまいます。
そのため、価値観が合うかどうかはもちろん、本音で話し合いができるかどうか非常に重要になってきます。
話し合うことしか解決への近道はないので、素直に話し合うことが大切です。
第三者の意見を聞く
育った環境、親との関わり、生活スタイルなど環境の違いから、考え方や価値観の違いが少なからずあるかと思います。
考えてもわからないこと、見えない将来に不安を感じるのはごく自然なことです。
初めは全く違うからこそ面白く、新鮮だと思えるものですが、結婚ともなればそれがずっと続いていくわけです。
結婚前にそれを乗り越えられなければ、どこかでまた壁に衝突してしまう可能性があります。
まずは、育った環境が違う二人が一つの家庭を築くので、違って当たり前と考えることが重要です。
しかし、自分たちだけでは解決しない場合は、第三者の意見を聞いてみると、自分の価値観だけでは判断できなかったことが見えるかもしれません。
冷静に見極める
一緒にいることが幸せで楽しいから結婚を考えるのは自然な流れだと思います。
しかし、万が一どうしてもここだけは許せないという点があった場合は、一度冷静になってよく考えてみてください。
結婚はずっと続くものです。無理しても、後が辛くなってしまいます。
人の性格はなかなか直らないものです。
しかし、無理したり我慢したりしているようなら、少し考え直す必要があるかもしれません。
これらの不安は、積もり積もってしまうと取り返しがつかなくなります。
せっかく幸せになろうとしている時に不安な気持ちのままでは良い方向には進みません。
前向きな気持ちになるために一人で考え込まず、信頼できる人に相談したり、紙に書いて考えを整理したりすると結婚への不安を解消できるヒントが見つかるかもしれません。
■恋愛結婚したい!を叶える4つのポイント
結婚適齢期を迎え、周りがどんどん結婚していくと、自分もいつかは・・・と結婚願望が強くなるのはごく自然なこと。
とはいえ、現実は婚活してもなかなかいい出会いに恵まれず、うまくいかないことの繰り返し。
「恋愛結婚なんて言っていられる年齢じゃない」とは思いつつも、心の底では婚活ではなく、恋をして心を通わせて結婚したいというのが本音の人も多いでしょう。
恋愛結婚は決して難しいことではありません。
結婚を前提とした出会いの場で出会った相手とも、恋愛からスタートすることは可能です。
そのためには、今の婚活方法を見直す必要があります。
ちょっとのことで、あなたの理想の恋愛の形に手にすることができるかもしれません。
「恋愛結婚したい」という気持ちを諦めることなく、自分や相手としっかり向き合っていきましょう!
ここでは、婚活での恋愛結婚はどうすればできるのか?そのヒントをご紹介します。
・「条件」ばかりに捉われない
「婚活をする!」と決めると、婚活パーティーや結婚相談所、マッチングアプリなどを利用して婚活にいそしむ人も多いはず。
最初から結婚するとかしないとか結果ばかり求めてしまうと、せっかく出会っても長続きせず、いい人がいない・・・という結論に至り、最終的に疲れだけが残ってしまいます。
何でもそうですが、大切なのはその過程を楽しむこと。
過程を無視して、相手に「好きになってもらおう」「結婚してもらおう」と結果ばかり追い求めていると、恐らく幸せを手にすることはできません。
なぜなら、本質が抜け落ちているからです。
理想を持つことはもちろん大切です。
ですが、条件つきの愛情でしか恋愛できないなら、それが崩れた時には相手のことを嫌いにさえなるかもしれません。
人を愛するということは、ひいては自分のためでもあるということ。
相手を愛すればこそ、相手のことをもっと知りたくなり、相手に喜んでほしい、相手のために何かしたいという思いやり、愛情が自然と生まれます。
そうすると、自分自身ももっと魅力的になろう!と努力をし、それが自分の魅力や成長へも繋がっていきます。
互いの愛が深れば深まるほど、自分自身に強い愛情が生まれるのです。
その結果、大きな幸せを感じることができます。
条件だけで相手を選ぶのではなく、まずはその人を知ることから始めてみましょう。
・将来どうなりたいかを考える
婚活に行き詰ったら、まずは自分と向き合うことが大切です。
これから先、どんな生き方がしたいのか、どんな働き方をして、どんな自分になりたいのかを洗い出してみてください。
「結婚したい」「子どもを産みたい」という漠然とした願望に加えて「どんな結婚生活を送りたいのか」「何歳までに子どもを産んでどんな暮らしがしたいのか」「そのためにはどんな人と結婚するべきか」など深く考えてみるのがポイントです。
ただ闇雲に人と出会うよりも、自分の気持ちや考えを整理してから出会った方が相手を見る視点が変わり、効率も良いです。
・相手に興味を持つ
恋愛結婚をしたいと思いつつも婚活中は、条件の合う相手のことを無理やり好きになろうとする節があります。
そんな時は、無理に好きになろうとせずにちょっとだけ相手に興味を持ってみましょう。
興味を持つポイントは「結婚相手としてどうか」という視点を持つのではなく「この人はどんな人でどういうことを考えているのか」と人間として相手を見ます。
そう考えることで、次第に相手の人となりがわかってきます。
誰だって、自分に興味を持たれるのは嬉しいものです。
またその姿勢が伝われば、相手も心を開き、これまで見ることのできなかった一面を知ることもできるはずです。
結婚するかどうかは置いておいて、人として仲良くなるように考えを変えてみましょう。
婚活の場でも、一回のパーティーやお見合いで知り合って、相手の何を知ることができたか?というと、最初は見た目や雰囲気だけです。
その場がどれだけ楽しく盛り上がったとしても、相手が本当に思っていることを知ることはできません。
だからこそ、気になる相手には興味を持ってきちんと接していかなければならないのです。
恋愛は相手があってこそ成り立つものなので、自分本位で一方通行な思いではうまくいきません。
相手に好きになってもらうためには、自分がまずは相手に興味を持つことが大切なのです。
・周りの異性を大事にする
婚活を始めると、新しい出会いばかりを求めてしまうものです。
だからこそ、すでにいる周りの異性をよく見てみましょう。
同級生や同僚のことをよく知っているようで実は知らなかったという一面もあるものです。
今更、恋愛関係にはなれないと思っている方でも、ふとしたことがきっかけで恋愛に発展したりすることもよくあります。
特に、付き合いの長い友人同士であれば、気心も知れていて、悩み事や恥ずかしい話も何でも気軽に話せたりしますよね。
付き合う前は絶対にあり得ないと思っていた相手でも、案外付き合ってみると相性ぴったりということもあります。
今まで恋愛対象として見たことがなかった異性の友達も、一度、そうなったら自分はどう思うか考えてみましょう。
最初から変に意識するのではなく、友達として人としての好きな気持ちでいいので、まずは向き合ってみることが大切です。
もし、あなたが人として相手のことを好きなのであれば、異性としても好きになる可能性は十分にあります。
日常になかなか出会いがない・・・と悩んでいる方は、今一度周囲の人を見渡してみましょう。
■まとめ
恋愛には恋愛の、結婚には結婚のいいところがありますが、共に生きていきたいと思える相手と結婚することは幸せなことです。
もちろん、恋愛も結婚も楽しいことだけではありませんが、お互いが協力し合って生きていけば、きっと素敵な将来が待っているはずです。
もし、恋愛や結婚に迷うことがあったら、ぜひこの記事をご参考にしてみてください。
ブランセルでは、皆様の婚活のお悩みや不安を安心に変えながら、素敵な出会いをサポートいたします!